【カムカムエヴリバディ】ひなた=川栄李奈、大部屋俳優・五十嵐との意外な共通点とは!

 これは自分のことを言っているのか? AKB48ファンからそんな声も聞こえてきそうだ。

 2月17日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第76話では、ヒロインの大月ひなた(川栄李奈)が“不愛想な男”こと五十嵐文四郎(本郷奏多)の正体に気づく場面があった。

 条映京都撮影所で夏休みのアルバイトを始めたひなたはある日、職員の榊原に案内され、人気時代劇「破天荒将軍」の撮影現場を見学することに。大の時代劇好きであるひなたは本物の破天荒将軍(徳重聡)を目の当たりにして大感激。時代劇の撮影現場にすっかり魅入られていた。

 すると、監督の背後で撮影を見学している五十嵐の姿を発見。養成所を卒業したばかりの五十嵐が、大部屋俳優の卵に過ぎないことを知るのだった。

「五十嵐は後日、『回転焼 大月』を訪れ、ひなたと出くわしました。ここでひなたは『偉そうなこと言うて、下っ端中の下っ端や』との憎まれ口を叩くことに。さらに『斬られ役にもなられへんくせして』となじったうえで、『アラカン(嵐勘十郎)の五十倍が聞いて呆れるわ!』と言い放ったのでした」(テレビ誌ライター)

 ひなたとしては、自分のことをバカ扱いしてきた相手に一矢報いた形。文句の一つも言いたくなる気持ちは理解できるところだろう。一方でそんなひなたには、五十嵐との共通点もあるというのだ。

「養成所あがりのぺえぺえである五十嵐を見下したいのは無理もないところ。ただそれをいったら、ひなたを演じる川栄にも、AKB48の研究生だった過去があるのです。彼女は11期研究生オーディションに合格して研究生になるも、正規メンバーへの昇格には1年4カ月を要しました。それゆえ“養成所上がり”の気持ちも理解できるのではないでしょうか。なお川栄は研究生当時からファン人気が高く、《なんで昇格させないんだ》《運営に推されていない》といった声もあがっていたもの。実際、昇格直後には26thシングル『真夏のSounds good!』で選抜メンバー入りしています」(アイドル誌ライター)

AKB48在籍当時の川栄李奈。今でも童顔だが、このころはさらに童顔だった。

 ちなみに五十嵐を演じる本郷はキッズモデルから俳優に転身し、14歳にして映画初主演を果たしたエリート。養成所や研究生の経験はなく、五十嵐の気持ちをどれくらい理解できるのかはなんとも疑問なところだ。

 一方のひなたはこれから時代劇女優を目指すのか。研究生経験のある川栄なら、下っ端大部屋女優の役も的確にこなしてくれるのではないだろうか。