【舞いあがれ!】目黒担も落胆!チープなラブコメ&夢落ち描写に「離脱したい…」の声も

 私が見たかったのはこんなのじゃない! そんな声があがりまくっているようだ。

 12月5日放送のNHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」第46回では、ヒロイン岩倉舞(福原遥)ら航空学校の学生たちが、中間審査の「プリソロチェック」に臨んだ。そのなかで描かれたチープな描写に、視聴者が呆れているという。

 序盤では前週の続きとして、体育館で舞と柏木学生(目黒蓮)が二人きりで見つめあう場面が。前週は柏木が「岩倉。俺、お前のこと…」と言ったところで終わっていた。その続きに期待が高まるなか、柏木は「いや、ごめん。なんでもない」と笑いながら照れ隠し。使い古されてきたチープなラブコメ描写に、多くの視聴者が呆れてしまったのである。

「この場面、恋の告白はさすがに早すぎるだろうとのことで、舞に対して見下した態度を謝罪すると予想していた人も多かったようです。ところがふたを開けてみたらどちらでもなく、ただ笑ってゴマかすという展開に。これがシナリオ学校の課題だったら失格確実の安直さで、週末にかけて引っ張った結果がこれかと視聴者からも《ガッカリ》《劣化している》といった嘆きの声が続出しています」(女性誌ライター)

 ラブコメだとしても安っぽすぎるセリフに視聴者が呆れるなか、さらに驚かせたのが舞の「夢落ち」だ。翌日のプリソロチェックを前に、なかなか寝付けない舞。場面が変わると早くも飛行機を操縦していたが、それは彼女の夢だったのである。

 大河内教官(吉川晃司)が隣の席で見守るなか、焦った様子の舞。すると隣がいきなり柏木に代わり、「岩倉なら大丈夫だ」と声援をくれることに。舞の顔が紅潮すると、今度は大河内教官から「どうした、顔が赤いぞ」「フライトに私情を持ち込むな」と怒られてしまう有様だ。

「教官と柏木が交代した時点で夢落ちと分かってしまう安易な描写に《こんなの要らない!》と激怒する視聴者が続出。冒頭の告白もどきのシーンでは舞が『何なん?』と動揺していましたが、こちらの夢落ちシーンでは視聴者のほうが『何なん?』と呆れていたようです」(前出・女性誌ライター)

実際の中間審査では柏木の操縦に舞が同乗していた。トップ画像ともに©NHK

 これらの描写に多くの視聴者が嘆くなか、なかでもガッカリしたというのが柏木を演じる目黒のファンである「めめ担」の女性たちだ。

 柏木は航空学校編がスタートした第8週から登場しているが、めめ担の多くは初回から「舞いあがれ!」を視聴。繊細かつ精緻な脚本や美しい映像に魅せられ、こんなに素晴らしい作品に目黒が出演するんだと、期待感を大きく高めていたのである。

 ところが柏木が初登場した11月21日放送の第36回から脚本家が交代。そのせいなのか、それまでの細やかな物語から打って変わってドタバタ活劇風にテイストが変わり、いきなり別の物語が始まったかのように作風まで変わってしまったのである。

「あまりにも変わりように、めめ担たちからは《私でさえ離脱しそう》《ワクワクしていた気持ちを返してほしい》といった声が続出。制作陣に対して《メンバーさえ出ていれば喜ぶと思われるのは辛い》といった反発の声もあがっています。なによりこの展開で逆風を浴びるのは、当の目黒本人のはず。ただでさえ《ジャニーズ要らない》と言われるのは分かっていたのに、そういった批判を制作側が後押ししているようなものですからね」(前出・女性誌ライター)

 今週から脚本が嶋田うれ葉氏から佃良太氏に交代し、作風も軌道修正されるものとの期待が高まっていたもの。第46回を見た限りでは残念ながらその修正は行われていないようだが、めめ担を含む視聴者たちは、早いところ元の感動的な物語に戻してほしいと、切に願っていることだろう。