吉岡里帆「レンアイ漫画家」、リアリティあふれる女子の一人暮らしに共感!

 吉岡里帆は、我々と同じような部屋に住んでいた!ドラマ「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)の第2話が4月15日に放送され、鈴木亮平が演じる正体不明の少女漫画家に翻弄される吉岡の姿に共感する視聴者が続出したという。

 第1話では100万円の報酬と引き換えに鈴木から疑似恋愛のミッションを課せられた吉岡。丸の内OLに扮して首尾よくイケメンの彼氏をゲットしていたが、第2話ではいきなり「別れろ」と命じられるというドタバタぶりを見せていた。

「もはや鈴木を敵視する吉岡でしたが、相手の人物像を知るべく、担当編集者から連載漫画『銀河天使』の全巻を借り受けて読むことに。するとページをめくるごとにストーリーに引き込まれ、すっかり物語の世界に没入。一晩で30巻超を最後まで読み通していました」(テレビ誌ライター)

 一気読みシーンには視聴者から<こういう経験あったなあ>といった声があがることに。その場面ではほかにも多くの視聴者が共感できる情景が映し出されてたという。

「自宅で夜を徹して一気読みする場面では、吉岡が一人暮らししているアパートの内部が丸わかりに。キッチンのほかに2つの部屋が真っ直ぐ連なった2Kで、昭和のアパートによく見られた間取りです。室内には木の柱や梁がむき出しで、壁は昔懐かしいザラザラした土壁のよう。今でも家賃の安いアパートに残っていそうなリアリティあふれる部屋に、上京したころを思い出す視聴者も少なくなかったのではないでしょうか」(女性誌ライター)

作中で吉岡が歩く商店街は東京・大田区に実在する。レンアイ漫画家公式ツイッター(@renai_mangaka)より。

 そんな吉岡の部屋では居室内に冷蔵庫がむき出しで置かれ、その上には電子レンジを設置。反対側の隅には19インチの小さな液晶テレビが置かれ、木製のタンスやベッドはできるだけ安いものを揃えたという印象だ。コートやワンピースはハンガーにかけて鴨居から吊るされ、窓際のカーテンレールにはアンダーウェアらしき小物を干しているのが見えるなど、生活感が丸出しなのである。

 作中には東京・多摩川浅間神社や下丸子商店街が映っており、どうやら吉岡は大田区在住の設定。その付近では2Kで古めのアパートが家賃6万円くらいから借りられることもあり、20代女性の一人暮らしとしては無理のない設定となっていた。

「ドラマで女性の一人暮らしと言えば《そこの家賃、何十万円なの!?》みたいな部屋が定番。最近はさすがに異常なほど豪華なマンションは減ったものの、大家族が住めそうなほどに広かったりと現実離れした部屋ばかりが目立ちます。それが今回の『レンアイ漫画家』では、丘の上に建つ大豪邸を住まいとする人気漫画家の鈴木と対比させるためか、吉岡の部屋はリアリティを追求した設定に。その徹底した室内の装飾には感心させられました」(前出・女性誌ライター)

 吉岡の衣装にしても、丸の内OL風のシャレた服はあくまで恋愛ミッション用に買ってもらったものであり、彼女自身の私服はリーズナブルそうなワンピースなどがメイン。どうやら今作での吉岡は等身大の20代女性を演じることに成功しているようだ。