その言葉に、子育て経験のあるファンは感心していたことだろう。
女性お笑いカルテット「ぼる塾」の酒寄希望が2月5日、息子とのエピソードを披露。すると相方の“田辺さん”こと田辺智加が独身とは思えないほど的確な言葉を返し、感心した様子が綴られていた。
2019年7月に長男を出産した酒寄は、昨年11月に産休から復帰。現在はセーブしながら劇場出演をおもに活動している。長男は4月から年少さんで、3歳半のいまはボキャブラリーもかなり増えているころだろう。
その長男がある日、ティッシュで酒寄のことをこすり、「ママ綺麗になったね」と言ったのだとか。そのエピソードを田辺に「なんだと思う? 汚れてなかったのに」と訊ねた酒寄だったが、その答えがあまりにも秀逸だったというのだ。
田辺の答えは「自分が周りの大人にしてもらったときに格好良いと思って真似してみたかったんじゃない?」というもの。親であれば誰でも納得のいくであろう回答に、酒寄は「今日も田辺さんに聞いて良かったと思いました」と深く感心していたようだ。
「絶賛子育て中の酒寄であっても、息子の行動に接した時には『汚れている→ティッシュでこする→キレイになる』という大人の視点で捉えていたのでしょう。ところが田辺はあくまで長男の立場に立ち、その行動原理を解き明かしましてみせました」(子育て中の女性誌ライター)
酒寄のように「汚れているからティッシュでこする」というのが大人の常識。それに対して幼児は、まず「ティッシュでこする」という行動を認識し、こすってくれた大人が「キレイになったねと褒めてくれる」という順序で理解しているのだろう。
だから酒寄の長男は自分がしてもらったのと同じことを、大好きなママにもしてあげたというわけだ。なんとも可愛らしいエピソードだが、実の親でもある酒寄でさえ気づかなかった子供の発想を、田辺がすぐにつかんでいたのは驚きではないか。
「もしかしたら田辺自身も長男と同じように、誰かの“格好良い”を真似しているのかもしれません。そんな田辺の発言には《めっちゃ納得した》という反応に加えて、《政治家になれそう》といった声もあがることに。大人から子供まで相手の心を理解する人心掌握術は、芸人や政治家に限らずいろんな分野で力を発揮できそうです」(前出・女性誌ライター)
田辺が誰からも好かれるキャラでいられる理由の一端が垣間見られたツイートだったのではないだろうか。
※トップ画像は「桑子マネージャー」公式ツイッター(@kuwako_ki)より。