まさかその歌を口ずさんでしまうとは! 松たか子の歌声に驚く視聴者が続出したようだ。
松の主演ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)では、5月25日放送の第7話から第2章がスタート。前回の1年後から物語が再開し、とわ子(松)が謎めいた男(オダギリジョー)と急接近する場面が描かれた。
「とわ子は娘の唄が高校進学を機に祖父の家に引っ越してしまい、一人暮らしをすることに。仕事が忙しいこともあってソファーで寝落ちする日々が続いていましたが、謎の男と様々な会話を交わしているうち心境に変化が生じたのか、久しぶりにベッドで寝るというシーンが描かれていました」(テレビ誌ライター)
パジャマを着てベッドメイクするとわ子はご機嫌な様子で鼻歌を披露。その歌に、視聴者が驚いたというのだ。
「彼女が口ずさんでいたのは1992年に放送されたテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』(テレビ朝日系)のオープニング主題歌である『ムーンライト伝説』。1981年生まれの40歳というとわ子にとっては小学生のころにハマっていた曲という設定なのでしょう。その鼻歌に対して視聴者からは《他局のアニメだよね?》という疑問の声が続出。フジテレビのドラマでテレビ朝日アニメの主題歌が歌われるとは、なんとも意外な話でしょうね」(前出・テレビ誌ライター)
この場面では、前話にて急死してしまった幼馴染のかごめについて回想。小学生のころにマンガを競作していたかごめの思い出を描くには、他局のアニメとは言え当時の女児に大人気だったアニメ「セーラームーン」を持ち出すのは決して不自然ではないということか。
「第1話では入浴中にご機嫌になったとわ子が、アニメ『ドラゴンボール』のエンディング曲『ロマンティックあげるよ』を熱唱。同アニメは今クール、フジテレビの深夜帯に再放送されており、本ドラマが番宣に協力した形となっていました。ところが今回は他局アニメの主題歌を松に歌わせたのですから、その一貫性のなさには驚きを隠せません。もっともファンとしては、歌にも定評のある松の鼻歌を聴けただけでも、良いシーンだったと言えそうです」(前出・テレビ誌ライター)
他局アニメの主題歌を主人公に歌わせるという「掟破り」まで繰り出した今回の第7話。低値安定の視聴率に少しでも寄与する形になったのだろうか。