佐藤栞里が連続ドラマに初出演だ。7月4日スタートの「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS系)にて、主人公の救命救急医・喜多見幸太(鈴木亮平)の妹役でレギュラー出演するもの。
佐藤が演じる喜多見涼香は、入院している子供たちやその家族をサポートするNPO法人のスタッフ。物語の中心となる救命救急チーム「TOKYO MER」のメンバーではないものの、主人公の喜多見にとって唯一の肉親であり、彼の情熱を一番に理解するサポーターという役どころだ。
「ドラマのティザー映像にはエプロン姿で少しだけ映っている佐藤。彼女がドラマに出演するのは2015年10月に放送された『コウノドリ』(TBS系)の第3話に、妊娠5か月の妊婦としてゲスト出演して以来となります。タレントやモデル、情報番組のMCとして多忙な日々を送る佐藤ですが、演技については前述のゲスト出演のほかにはアニメのゲスト声優を3回ほど務めたことがあるだけ。7月に31歳となる彼女にとっては今回のドラマレギュラー出演が新境地となることでしょう」(業界関係者)
役者としてはほぼ未経験に等しい佐藤だが、今回の「TOKYO MER」ではなぜ彼女を起用することになったのか。本作には菜々緒と中条あやみが出演しており、女性キャストを増やす必要性があったとも考えづらいのだが…。
「圧倒的な好感度の高さで知られる佐藤は、視聴者からの人気はもちろん、制作現場での人気も相当高いものがあります。これまでは情報番組やバラエティ番組を中心に活動してきましたが、ドラマの現場には『佐藤栞里と仕事をしてみたい!』というスタッフが少なくないのです。これまでも各所から熱烈オファーが届いており、佐藤側としてもそれぞれのオファーを精査したうえで、2017年から『王様のブランチ』の総合司会を任せてきてくれたTBSに恩義を感じて、同局のドラマを初レギュラー出演の場に選んだのではないでしょうか」(前出・業界関係者)
その佐藤は6月12日付のインスタグラムにて「TOKYO MER」への出演を報告。「まだ何かをお伝えできるところにもいないくらい緊張と、たりない自分にもがく日々です」と綴っていた。その謙虚さがまったく嫌味にならないところもまた、制作陣にとって彼女を起用した理由の一つではないだろうか。
(浦山信一)
※トップ画像は佐藤栞里公式インスタグラム(@satoshiori727)より。