いまや全国的な知名度と人気を獲得した女子ボクシングの入江聖奈選手。東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルに輝いた彼女がメディアに引っ張りだこのなか、これまで明かされていなかった東京五輪の秘密を口にしたという。
8月25日付の「スポニチアネックス」では入江選手の単独インタビューを掲載。テレビ出演をきっかけにフワちゃんと“マブ”になったエピソードなどが読者の興味を惹いている。
そのインタビューにおいて、今回が初出しと思われる東京五輪の裏情報を明かしたというのだ。それは五輪選手が入居する選手村に関するエピソードだったという。
「入江は選手村での生活について『めっちゃ暇でした』と説明。練習と食事、身体のケア以外の時間はずっと部屋で過ごしており、部屋には『テレビもなかったので』と語っていました。そのため部屋では『ずっと携帯とかSwitchを見てました』とのことです」(スポーツライター)
入江が言及したテレビを巡っては、ROC(ロシア・オリンピック委員会)の選手が部屋にはテレビも冷蔵庫もないと指摘し、<中世の日本のようだ>との批判が話題になったもの。それに対して組織委員会からはテレビや冷蔵庫はもともと有償レンタルとなっており、ROC側から事前の発注がなかったことを明かしていた。
「入江も『テレビも借りられるらしいんですけど』と語りつつ、そのレンタル料金について『相当高くて。何十万円とか』と明かしていました。東京五輪のテレビレンタル料金が具体的に語られたのはおそらくこれが初めてで、選手だからこそ知る貴重な裏情報と言えそうです」(前出・スポーツライター)
ちなみに無償で提供された食事については、業者への発注金額と提供数から一食あたり3000円弱との試算が一部メディアで明かされている。24時間提供で食べ放題、700種類以上のメニューという豪勢さを考慮すれば合理的な金額と言えそうだ。それに比べると何十万円というテレビレンタル料金は法外に高いように思えるのだが…。
「入江選手が語った金額が1台あたりかどうかは不明ですし、たとえばボクシング選手団全体での総額だったかもしれません。それに彼女がレンタル料の単価表を見ることもないでしょうし、どこからか伝え聞いた金額をなんとなく口にしただけなのかもしれませんね」(前出・スポーツライター)
ともあれテレビなしの環境で金メダルを獲得できたのだから、レンタル料金の多寡は選手のパフォーマンスには影響しなかったのかもしれない。