いまやクロちゃんとの二枚看板で松竹芸能を背負って立つ存在と言われる芸人のヒコロヒーが、ネットニュースに物申す! 番組での発言を不自然に切り取った記事に苦言を呈したという。
ヒコロヒーは1月19日深夜放送の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)にて、衝撃映像を見ながらストレスをぶつけるという企画にチャレンジ。お笑い芸人「トム・ブラウン」みちおが腕力でパイナップルやメロンを潰す映像に乗せて、自身をネタにしたネットニュースへの不満をぶつけていた。
そのネットニュースが取り上げたのは、「キョコロヒー」の未公開トークを大放出するネット動画「おやすみキョコロヒー」の12月23日配信分。その日の動画ではヒコロヒーが自宅の鍵を紛失した顛末について語っていたのである。
ヒコロヒーは「費用6600円」をうたう鍵開け業者を呼んだものの、見積額が3万8000円もしたことから帰ってもらったとのエピソードを披露。するとネット記事では「ヒコロヒーが鍵を紛失『申し訳ないけど帰っていただいた』」と、彼女のセリフをまんまタイトルに採用していたという。
「そのタイトル自体はともかく、ヒコロヒーが憤慨していたのは記事中で『ヒコロヒーがテレ朝の「動画、はじめました」に出演』と書いてあったこと。たしかに掲載されたYouTubeチャンネルのアカウント名はそれで合っているのですが、彼女としてはあくまで『おやすみキョコロヒー』という動画に出演しているのであって、それがどんな名称のチャンネルに掲載されたかはさほど問題ではないワケです」(芸能ライター)
もちろん意外に気ぃ遣いのヒコロヒーらしく、「『動画、はじめてみました』さんにはお世話になってるけど」とのフォローは欠かしていなかったようだ。
そんなヒコロヒーが同じネットニュースにて、もっと憤慨していた箇所があるという。それは彼女自身について言及した部分ではないというのである。
「その記事では『キョコロヒー』共同MCの日向坂46・齊藤京子が相づちのコメントを入れたことについて『その時、共演者がこう言った』と記述。ヒコロヒーと齊藤の二人でやっている冠番組なのに、その齊藤を単なる“共演者”扱いしていたのです。そんな失礼極まる記事に対する怒りを、みちおによる果物潰し映像にぶつけていました」(前出・芸能ライター)
ヒコロヒーは映像が始まると「本当に何でもかんでもネットニュースにしやがって!」と激昂。そして終盤には「共演者は…齊藤京子ぉ! 齊藤京子、齊藤京子だ。共演者じゃない…齊藤京子だっ!」と、まるでアニマル浜口ばりに<京子>の四連呼をかましたのだった。
「自分のことよりも共演者の齊藤をないがしろにした記事が許せないという態度は、いかにも“国民的地元のツレ”を標榜するヒコロヒーらしさの表れ。番組では衝撃映像に登場したみちおが、ヒコロヒーと齊藤の関係を『ヤンキー娘が下のやんちゃ娘を可愛がっている雰囲気』と評していましたが、視聴者も同じ匂いを感じ取っていたに違いありません」(前出・芸能ライター)
ヒコロヒーの言葉を聞いた齊藤もきっと、彼女の思いやりに心温まっていたことだろう。