指原莉乃、ジャンポケ斉藤のコメントで涙を流した自分に「どうしよう?」と困惑

 これも彼女流の照れ隠しだったのかもしれない。2月1日深夜放送の「超無敵クラス」(日本テレビ系)にて、MCの指原莉乃が出演者の10代女子たちと共に涙を流す場面があった。

 番組では「超無敵ラスト弁当」と題して、この春に北海道・函館から上京する女子高生に密着。高校生活の3年間、母親が毎日お弁当を作ってくれたなか、その日が最後のお弁当になるという1日を追ったものだった。

 その女子高生は、函館から鉄道で2時間弱の距離にある森町に在住。朝は4時45分に起きているという。しかも海産物工場を営む母親は弁当作りのため、さらに早い朝4時には起床。娘のお弁当を作るほか、自宅が駅から遠いため毎日のように車で送迎しているというのである。

「番組では《電車で2時間》と説明していましたが、函館本線は一部を除いて電化されていないので、彼女が利用しているのは地元で言うところの“汽車”(ディーゼル気動車)ですね。彼女は森駅からJRで函館駅まで行き、さらに路面電車の函館市電で20分かけて通学。通学範囲の広い函館ですが、さすがに森町から通っていると聞けば誰しもが驚くことでしょう。そんな彼女が通う遺愛女子校は明治7年創立と東北以北では最古の女子校で、元JUDY AND MARYのYUKIも卒業生です」(道産子ライター)

 ロケ取材は番組レギュラーでモデルの吉田莉桜が担当。都会では休日どこに遊びに行くのかを問われた吉田が「下北(下北沢)とか」と答えると、女子高生は「うわぁ、略し方が都会人!」と大興奮だ。その様子に指原は思わず「カワイイ…」との声を漏らしていた。

番組レギュラーの吉田莉桜は冬の函館ロケながら終始頑張っていた。吉田莉桜公式インスタグラム(@yoshida_rio_official)より。

 そしてロケ2日目には、早朝から母親がお弁当作り。帆立や鮭といった北海道ならではの海の幸を調理したり、6時間煮込んだビーフシチューなど母の愛がこもった料理がテンコ盛りだ。しかも母親は、隣県の青森から親元を離れて函館の高校に進学した娘の友人の分まで、お弁当を用意しているという。

「昼休みにお弁当を開けると、そこには母親からの手紙が。初めてもらったという手紙には《いつも「おいしい」って食べてくれてありがとう》《最後も精一杯愛情込めて作ったヨ》などと書かれており、彼女は照れ隠ししながら感動している様子でした。この辺りでもう、ゆうちゃみなど一部の出演者は目頭を押さえていたのです」(前出・道産子ライター)

 彼女は母親に感謝の気持ちを込めたお礼の手紙を書くことに。<3年間、すっごくおいしかったよ><ママの娘で本当によかったと思ってるよ>といった想いが綴られた手紙に、10代女子の出演者たちは「初めてVTRでこんなに泣いた」などと一様に涙腺が崩壊していたようだ。

 ここでゲスト出演のお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二は、「一人暮らしになった時、初めてお母さんのありがたみと言うか…全部それに気づくんですよ」などと力説。その言葉を聞きながら指原は、涙をこらえきれない様子だった。

時にはお茶らけ、時には真面目なコメントで番組を盛り上げていたジャンポケ斉藤。「日テレ」公式ツイッター(@nittele_ntv)より。

「指原の様子に気づいた斉藤は『どうしたさっしー!?』と驚いた表情に。すると指原は『斉藤さんのコメントにメッチャ泣いててどうしよう。めっちゃ泣ける話』と泣き笑いで返していたのです。どうやら感動エピソードを見てすっかり涙腺が緩くなり、普段なら笑ってスルーするような斉藤のコメントもこの日ばかりはストレートに心に響いた様子。指原自身、AKB48入りに伴って中三で大分から東京に出てきており、地方から上京する学生の気持ちには相当共感できたのではないでしょうか」(前出・道産子ライター)

 地方で頑張る高校生に密着する企画が多い「超無敵クラス」だが、この日はMC指原の心すら揺り動かすほど、番組史上で随一の感動回になっていたようだ。