恋愛リアリティショー番組の「彼とオオカミちゃんには騙されない」(ABEMA)が2月20日に配信をスタートした。
同番組は<女子中高生の3人に一人が見ている>と言われる「オオカミシリーズ」の11作目。今作では女子5人の中に絶対に恋をしない“オオカミちゃん”が一人以上潜んでいるのがポイントだ。そのオオカミちゃんに惑わされることなく、真実の恋を実らせることができるのかが番組の見どころとなっている。
そして今回、視聴者の興味を集めているのが、日韓をまたにかけて芸能活動を行なっているマルチタレントのYUNA。彼女は9人組ガールズグループの「NiziU」を輩出した大型オーディションの「Nizi Project」にて、最終選考まで残っていた候補者という経歴を持つ。プロデューサーのJ.Y.Parkからは「一番気にしていたメンバー」と評されていたことでも話題になっていた。
「Nizi Projectの最終選考には13人が参加し、9人が合格。脱落はわずか4人だけで、落選者にとっては相当ショックな場となっていました。それだけにファンからも《デビューのチャンスをあげてほしい》といった声が続出していましたが、YUNAがいち早くチャンスをつかんだ形です。彼女はJYP練習生の期間が長く、それ以前にも幼いころからモデルを務めていたので芸能経験は豊富。そのぶん異性と接する機会は少なかったでしょうから、果たして真実の恋をどうやって実らせるのかに興味津々です。もちろん彼女が“オオカミ”の可能性もありますし、その動向からは目が離せません」(リアリティ番組好きの女子大生ライター)
今回の「彼とオオカミちゃん…」には“ゆなたこ”の愛称で知られる「Popteen」専属モデルのゆなも参加。同じ発音の参加者が二人いることから、第1話でYUNAは「同じ呼び方の韓国式が“ヤ”を付けるの。“ユナヤ”でゆなちゃんって意味なんですよ」と説明し、彼女はユナヤと呼ばれるようになった。
男性出演者とのトークでは緊張気味だったユナヤだが、BBQの準備中には“Wゆなコンビ”で女子トークを展開。ゆなから「いま気になる人いる?」と訊かれたユナヤは、「ちょっとまだいない。いないというか分からない」との答えだ。
一方でゆなの気になる相手がレオとSASUKEだと明かされると、ユナヤは「SASUKEとめっちゃ似合うよ! ゆなとSASUKEがスケートで二人でいたじゃん? それを見て二人似合うよねって話してたの!」と、恋愛話を盛り上げていた。
「このように自分の指向は隠しつつ、相手の恋バナを盛り上げる姿には、視聴者から《ユナヤがオオカミの有力候補だな》との声があがることに。日韓両国で活躍するゆえ、いま日本で彼氏を作るとなかなか会えなくなるという事情も考慮したいところですね。もちろんそういった事情もオオカミを隠すためのカモフラージュとして用意されたのかも知れず、彼女が恋に真剣になる姿に期待しているファンも多いようです」(前出・女子大生ライター)
そして第2話は意外な場面からスタート。ユナヤはものもらいになり、眼帯をつけて登場したのである。普通の番組であれば休養期間に入るところだが、眼帯姿のままで出演するところはさすがリアリティショーだと言うべきか。
ここでショーンから気になる人がいるのかと訊かれると、ユナヤは「5人ともいい人だけど、誰一人キッカケがない」との答え。迷ってるいるのかと問われると、今度は「逆に迷いたい」と返答するなど、どうやら恋愛にまだ踏み出せていない様子だ。
そんなユナヤに対し、ショーンは「ユナヤが一番話しやすい。ユナヤのこと知りたいってずっと思ってたよ」とアプローチ。アメリカンドッグが完成すると「アーンしてあげる」と言い、照れながら食べさせてもらったユナヤは「ちょっと味がわからない」と動揺を隠せない様子だ。無言が続く二人にスタジオメンバーは「これ絶対好きになってるよ!」と興奮していた。
「ところがユナヤは、買い出しから戻ってきたゆうきに『ショーンめっちゃ分かりにくかった』との印象を明かすことに。どうやら《アーン》の衝撃が強すぎたようで、『えっ! ってなってさ。もう分からないな』と照れた様子でした。そんな姿にスタジオの横澤夏子は『嫌になってるっていうのが、もう気になってる証拠だから』とユナヤのことを分析していました」(前出・女子大生ライター)
ユナホは結局、ゆなから「いこ!これで気づくかもしれない」と背中を押されたこともあり、<太陽LINE>でショーンをデートに誘った。この太陽LINEは他のメンバーにも内容が公開されるグループLINEのようなもので、放送期間中に1回だけ使うことができる。悩んだ末に「ユナヤです。ショーンくんと話したいので 私も行きたいです」とのLINEを送ると、スタジオは「わあ〜! 頑張った!!」と今回イチの盛り上がりを見せていた。
ユナヤが「自分がLINE送ると思わなかった。ああもう私ショーンの顔見れなさそう!」と語ったシーンでは、スタジオの横澤夏子が涙を流す場面も。勇気を振り絞って送ったたった一文のLINEが、観る者の感動を呼んだのであった。恋愛に不器用なところがあるユナヤゆえに、視聴者もユナヤのことを見守るように応援したくなるのではないだろうか。
「第2話はユナヤの恋が芽生えそうな“ムズキュン”回でした。視聴者からも《2話神回》と絶賛の声があがり、《ユナヤ可愛すぎる》《切ない、結ばれてほしい》といったユナヤへの応援も。ショーンの言動に照れや戸惑いを隠せないユナヤからは“純粋さ”が伝わってきており、本物の“恋の始まり”を見ているように感じるので、彼女がオオカミちゃんだとはとても思えないですね」(前出・女子大生ライター)
どうやら人見知りで恋愛に奥手な様子のユナヤ。Nizi Projectで見せていた積極性は影を潜めているようだが、果たして彼女の恋はこの先どうなるのか。他の女子4人の動向も含めて、「彼とオオカミちゃんには騙されない」からは目が離せないことだろう。
(五木田もなみ)