【真犯人フラグ】制作側が予告動画で見せた真犯人の「匂わせ」!

 2クール連続で放送されてきたドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)がついに、3月13日に最終回を迎える。果たして母子失踪事件の真犯人は誰なのか。ついにその真相が判明すると視聴者も興味津々だ。

 番組の公式サイトで行われている視聴者参加型の推理企画「みんなの真犯人フラグ」では、3月11日に更新された最新結果にて日野渉(迫田孝也)がトップに。以下、2位に河村俊夫(田中哲司)、3位に相良真帆(宮沢りえ)、4位に二宮瑞穂(芳根京子)と続いている。

 これらのメンバーに加えて、6位に入った主人公の相良凌介(西島秀俊)を含めた6人の中に真犯人がいると考えて差し支えなさそうだ。

「母子失踪事件の実行犯としては、復讐代行業者の強羅誠(上島竜兵)も挙がってきそうですが、彼はあくまで依頼を受けて動いているだけなので、真犯人とはならないはず。また上記6人以外に真犯人がいたとしたら、それを視聴者に納得させるのは難しいでしょう。本ドラマの前作にあたる2019年放送の『あなたの番です』(同)では、連続殺人事件の真犯人がサイコパスの女子大生・黒島沙和(西野七瀬)だったことで、視聴者から大きな批判を浴びることに。その反省もあって、『真犯人フラグ』では誰しもが納得できる人物を真犯人に据えているに違いありません」(テレビ誌ライター)

 果たして真犯人は誰なのか。もちろん現時点では知る由もないのだが、「あなたの番です」では公式サイトの人物紹介欄で黒島のところに「黒このこだよ」との縦読みが仕込まれていた。その例を踏襲するのであれば、すでに制作側が何らかの形で真犯人を示唆している可能性がありそうだ。

真犯人の有力候補とみなされている二宮瑞穂(芳根京子)は強羅誠(上島竜兵)と何らかの接点があるのか? ドラマ「真犯人フラグ」公式ツイッター(@shinfla_ntv)より。

 一つには、主人公の凌介やその部下である瑞穂が所属する亀田運輸のカスタマーサービス部がヒントになっているとの声がある。部長の太田黒芳春(正名僕蔵)は凌介の情報を暴露系YouTuberに横流ししていたが、彼の名前を逆から読むと「春芳黒田太」となり、これが「春、芳(根京子)黒だった」となることから、芳根=瑞穂真犯人説が唱えられているのである。

「そしてもう一つ、制作側の匂わせと噂されているのが、3月9日に公開された最終回の予告映像です。この冒頭では『最 回』との文字が現われ、その中間に“終”が浮かび上がってくることで『最終回』と表示されます。なんとも意味深な演出ですが、これには《再会》(最回)を示唆しているとの指摘もあがることに。この最終回で再会と言えば、いまだ失踪事件が解決していない真帆のことに決まっていますから、実は真犯人が真帆であることを制作側が匂わせているというのです」(前出・テレビ誌ライター)

 母子失踪事件では長女・光莉(原菜乃華)の失踪が実は家出だったことが明かされている。そのため真帆の失踪についても自発的に姿を消したとの疑いが強まっており、この“最〇回”が注目されるのも無理のないところだ。

 ともあれ「真犯人フラグ」の最終回では視聴者の納得できる結末が提示されるのか。脚本家は最初から真犯人が決まっていたと明かしているが、その正体のみならず、事件の全容が判明することに期待の高まるところだろう。