芳根京子、「真犯人フラグ」で主演の西島秀俊と一緒に陥っていた“地獄”!

 演じる内容も地獄なら、その撮影現場も地獄だった? 芳根京子の明かした裏事情がなんとも興味深かったようだ。

 3月13日に最終回を迎えたドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)にて芳根は、主人公・相良凌介(西島秀俊)の部下である二宮瑞穂役でレギュラー出演。凌介が見舞われた母子失踪事件の解決を願い、凌介を必死にサポートする姿が感動を呼んでいた。

 一方で視聴者からは失踪事件の真犯人として疑われ、公式サイトで行われていた視聴者参加型の真犯人推理企画では何度も1位に挙げられたことも。だが瑞穂が本当に恨んでいたのは、姉の元婚約者で、その姉を捨てて自死に追い込んだ林洋一(深水元基)だったのである。

 その林は婚約解消後、凌介の妻・真帆(宮沢りえ)と一夜限りの不貞を働くことに。それを知った瑞穂は、殺したいほどに林を憎んでいる気持ちと、妻を寝取られた上司の凌介を思いやる気持ちがないまぜになり、真帆らが失踪した事件の解決に没頭したのだった。

「芳根は本ドラマのオフショットをインスタグラムに多数投稿。3月16日には『これでオフショットはラストです』とのコメントともに、凌介を演じた西島とのツーショを公開しました。そこでは『瑞穂の原動力は課長でしたが、私の原動力は西島さんでした』と、役者の大先輩である西島に対する感謝の想いを示すことに。撮影現場ではいろいろと辛いこともありますが、芳根はいつも笑顔の西島の横では辛い顔は出来ないと、奮い立たせてもらっていたそうです」(芸能ライター)

西島とのツーショを公開。花束を持っていることから芳根がクランクアップした時に撮ったのだろう。芳根京子公式インスタグラム(@yoshinekyoko)より。

 芳根は西島から現場での立ち方や芝居についてたくさん勉強させてもらったという。その西島は主演映画の「ドライブ・マイ・カー」が、3月11日に授賞式が行われた「第45回日本アカデミー賞」において、自身初となる最優秀主演男優賞を含む8冠に輝いたばかり。いまや日本を代表する大物俳優となった西島との共演は、芳根にとって貴重な体験となったことだろう。

 だが一方で、その共演は芳根に地獄の日々を味わわせることにもなっていたという。とは言っても決して西島が芳根に辛く当たっていたわけではなく、一緒にいて息が詰まるようなこともなかったのだが、果たして何が辛かったのだろうか。

「芳根はインスタで『急に謎のツボに入ってゲラゲラ笑ってた事が多くて』と述懐。しかも撮影現場ではほかに誰も笑っていないのに、西島と二人だけでゲラ笑いに陥ることも多かったようです。その状況を彼女は『ほんとに地獄で、辛かった。笑』と説明。一緒に笑う相手が主演俳優だからまだよかったものの、自分の笑いで撮影を止めるのは役者としては恥ずべき行動なので、本当に大変な思いをしていたようですね」(前出・芸能ライター)

記念撮影でもゲラの芳根。この調子で撮影を止めていたようだ。芳根京子公式インスタグラム(@yoshinekyoko)より。

 そんな芳根は「次の現場からが心配でたまりません」とのことだが、一方で「笑いを堪える努力はしているんだというところを見せていきたいと思います」との意気込みも見せていた。

「4月16日スタートのドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)で芳根は、山田涼介を相手に本格ラブコメに挑戦。その役は『26年間恋愛ゼロのロボット女』だそうです。ロボット女となると、おそらく作中ではほとんど笑わない役柄になりそうなので、現場で笑い出すことへのプレッシャーは『真犯人フラグ』並みに大きなものとなりそうです」(前出・芸能ライター)

 果たして4月期ドラマで芳根は「ゲラ笑い地獄」にハマらずに切り抜けるのか。西島に鍛えてもらった経験を胸に、笑いを押し殺していただきたいものだ。