田中瞳アナ、さまぁ~ずからの愛あるイガグリ攻撃に思わずシャウト!

 うわ、痛そう! 見ているほうも思わず身をすくめてしまったかもしれない。

 街ロケ番組の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)がこの4月から火曜日にお引っ越し。早朝に放送されていた「あさモヤさまぁ~ず」を吸収し、49分番組に拡大した上で4月5日にリニューアル第1回が放送された。

 この日は番組の引っ越しを記念して、千葉県山武市にあるその名も「引越」(読みもひっこし)でのロケを敢行。南北600メートル、東西1キロほどの集落で、全16世帯というコンパクトな街だ。果たしてこの何もない引越で49分の尺が埋まるのだろうか?

 いざ「引越公民館」というバス停の前でロケはスタート。アシスタントの田中瞳アナは「まさしく今日にふさわしいだろうということで来たんですけれど……林ですね」と、見渡す限りこれといって目立つものがない環境を説明。ナレーションも「用事がないと絶対に行かない、行く用事もない」となかなか失礼なことを言い放つ有様だ。

「この『モヤさま』や『あさモヤ』では東京近郊を中心に何もなさそうな街を数多く巡ってきましたが、それでも大きな川や橋があったり、ちょっとした公園があったりと、なにかしらの絵は撮れそうなところばかりでした。ところがこの引越は文字通り田畑と林、そしてわずかばかりの人家のみ。果たしてどうやって尺を埋めるのか、番組サイドとさまぁ~ずの力量が試される回になっていたのです」(テレビ誌ライター)

 そんな「モヤサマ」の華と言えばやはり、いつも可愛らしい田中アナ。見れば見るほどクセになっていく不思議な魅力を持つ彼女は、今回も父親世代のさまぁ~ずを相手に見せ場を作ってくれたのだった。

 まずは生まれも育ちも引越だというおばあさんに、地名の由来を教えてもらった一行。なんでも明治時代に遠州(遠江国)の掛川藩が上総国に移された際、殿様についてきた家来たちが当地に引っ越したことが由来だという。

 そうこうするうちに、あっという間に街の端っこまで来てしまい、Uターンすることに。先ほどのおばあさんに再会し、引越を見てくると告げると「大したものありませんよ」とのカウンターパンチだ。

愛のあるイジリで田中アナを盛り上げていたさまぁ~ず。トップ画像ともに「モヤモヤさまぁ〜ず2」公式インスタグラム(@moya2_official)より。

 やがて集落を外れ、山道を登り始めた3人。田中アナが「まだ引越でしょうか…」と心配するなか、さまぁ~ず大竹は道端に固まって置かれているイガグリを発見し「すごい!」と声をあげていた。

 田中アナは「誰か食べたんじゃないですか、動物が?」と怪しむも、それにしては妙に行儀よくまとまって置かれているのも不思議なところ。ここでさまぁ~ず三村がイガグリを拾い上げようとするも、案の定「いってぇ~!」と絶叫。見守っていた田中アナも「ああ、もうヤだぁ!」と身の毛がよだっている様子だ。

「それでもめげずにイガグリを右手に載せた三村。『弾ませたら終わりだね』と言いながら左手、右手と載せ替えると棘が刺さってしまい、『あ~! 痛ってえ!』と再び絶叫です。するとイタズラ心が発動したのか『持つ?』と、今度は大竹の手にイガグリを載せようとしていました」(前出・テレビ誌ライター)

 その様子を見ているだけで顔をしかめる田中アナ。手に載せられたイガグリに「あ”~っ!」と叫ぶ大竹。そうなると次はやはり田中アナの番となり、彼女はなぜか右の手首を左手でがしっとホールドしつつ、右の手のひらにイガグリを載せてもらっていた。

 ゆっくりと載せようとする大竹だったが、ここで三村が大竹の手を「トン♪」と叩き、少し弾んだイガグリが田中アナの手のひらを直撃。おもわず「ア~イ!」という謎の叫び声をあげた田中アナに、さまぁ~ずの二人はお約束のちょっかいを出し始めたのである。

「彼女の右手を横から大竹がつつくと、三村は下からわりと強めに押し上げ、イガグリが2センチほどジャンプ。棘の直撃を受けた田中アナは『痛ぁい!』と絶叫し、手のひらをさすりながら『もおぉ』と不満の声をあげていました。はた目にはほとんどパワハラなのですが、そんなちょっかいをしっかりと受け止める田中アナもまた見事。この『モヤサマ』を支えているのは彼女の頑張りであることを、あらためて実感させられる場面だったのです」(前出・テレビ誌ライター)

4月18日には番組公式ファンブック「るるぶモヤモヤさまぁ~ず2」が登場。各ネット書店で予約完売の人気を呼んでいる。

 こういった場面では、まず自分たちでイガグリの痛みを味わうのがさまぁ~ず流。最初にイガグリを拾い上げた三村はけっこうな刺さり方だったのか、しばらくの間、手のひらをさすっていたほどだった。そんなアクシデントで始まった火曜日の「モヤサマ」では、今後の放送にも期待が持てそうだ。