宮脇咲良がIZ*ONEラストコンサートで見せたファンとメンバーへの神対応

 日韓合同のガールズグループ「IZ*ONE」が3月13日、14日にラストコンサート「ONE, THE STORY」をオンラインで開催した。ここで日本人メンバーの宮脇咲良が語ったスピーチに“神対応”ぶりが詰まっていたという

 宮脇は「メンバーにも感謝の気持ちでいっぱいです」と、自分を支えてくれた仲間たちへの想いを表明。「最初、私は韓国語がまったく分からなくて、韓国人メンバーには沢山のことを助けてもらった」と当初の苦労を回顧した。そして日本人メンバーに向けて「なこ(矢吹奈子)とひぃちゃん(本田仁美)には、3人とも結構弱音を吐かないタイプだから3人で一緒に泣いたことはないけど、一緒にいたから乗り越えられたことがいっぱいある」と心からの感謝を伝えていた。

 WIZ*ONE(ファンの総称)に対しては「私からお願いじゃないですけど、祈りのようなことがあって。WIZ*ONEがこの2年半が終わった時に、悲しい気持ちや辛い気持ちだけが残らないことを祈ります」と語りかけ、活動終了に伴うファンの気持ちに寄り添う姿を見せていた。

 ここで宮脇はこれまでの活動について「私はIZ*ONEになったことを後悔した日は1日もないし、とても幸せな日々でした。終わりが決まっているんだと、いつか来るんだと心のどこかでは分かっていても、それでも必死で駆け抜けてきた、最高の2年半でした」と振り返り。「WIZ*ONEには楽しい思いだけをあげることができなくて、時には寂しい思いをさせてしまったこともあったけど、またこうやってWIZ*ONEの前に立って歌うことができてることに感謝しています」と、ラストコンサートに懸けてきた気持ちを伝えた。

宮脇咲良。IZ*ONE公式インスタグラム(official_izone)より。

「宮脇自身も辛いなか、メンバーのチェウォンが途中で過呼吸気味になったときにはすかさず寄り添ったり、泣いている他のメンバーを心配そうに見つめる様子には、メンバーへの想いがあふれていました。関係者に対しても韓国語で感謝の気持ちを伝えており、周りに気を遣う彼女らしさが印象的でしたね」(IZ*ONE推しのライター)

 これまでの活動については「IZ*ONEがいなくなっても今までの2年半はなくなるわけじゃない」と総括。「今は辛い気持ちや悲しい気持ちでいっぱいだと思いますが、振り返った時にWIZ*ONEになって良かったと、あの時そばにいられて良かったと思ってくれたら嬉しいです」と、常に寄り添ってくれたファンへの感謝を示した。

 そのうえで「私がIZ*ONEでいたことそしてWIZ*ONEがWIZ*ONEでいたことをお互いに忘れないでいましょう。約束です。ありがとうございました」と、万感の思いでスピーチを締めくくっていた。

ラストコンサートでファンにお別れを告げたIZ*ONE。公式ツイッター(@official_izone)より。

 普段からファンへの神対応ぶりが際立っていた宮脇。ファン一人一人のSNSをチェックしては、握手会の時に「見たよ、ツイッター」と声をかける姿は<ファン対応が完璧なプロ>と称されていたほどだ。ファンからは<さくちゃんみんなのこと見て話聞いてる姿に涙><自分の辛さ悲しさよりもメンバーを優先する人なんですよ><宮脇咲良さんって…好きだよ……ほんと>といった声が寄せら、その人柄に心を動かされたファンが多かったようだ。

 最後の最後まで、優しい心を見せ続けた宮脇咲良。IZ*ONEというグループは解散してしまうかもしれないが、また新たな道でその美しい心を忘れずに輝き続けてほしい。

(そがべ まい)