こんな場面を見せられたらもう辛抱たまらん! 日本中でそんな声が沸き起こっていそうだ。
沖縄北部のやんばる地域を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」では、4月14日放送の第4回にて、夕食のシーンが登場。そこで供された様々な沖縄料理に、視聴者が食いついているようだ。
この日は東京から研究旅行に来ている大学教授の青柳史彦(戸次重幸)が、息子で中学生の和彦(田中奏生)を伴って比嘉家を訪問。ヒロインの暢子(稲垣来泉)らと共に夕食をご相伴していた。
テーブルには母親の優子(仲間由紀恵)が腕を振るった料理がズラリ。長男の賢秀(浅川大治)は「正月でもないのに豚まで食べられるとは思わなかったさ」と大喜び。長女の良子(土屋希乃)も「お盆とお正月がいっぺんに来てみたいだね」とこちらも嬉しそうだ。
「比嘉家が用意したのは豚肉を使ったラフテーとテビチの煮付け。途中には父親の賢三(大森南朋)が手打ちした沖縄そばも登場しました。テーブルには落花生と芋くずで作ったジーマミー豆腐や、沖縄風ドーナツとも呼ばれるサーターアンダギーも。手前の丼に入っていたのは人参と玉子でつくるにんじんしりしりでしょうか。その様子は沖縄料理のフルコースといった感じでした」(沖縄マニアのライター)
4月12日放送の第2回では比嘉家の食卓に、叔父からおすそ分けされたご馳走が並ぶことに。ミーバイの煮付けやイラブチャーの刺身など、これまた沖縄らしいメニューとなっていた。
ただ魚料理の場合、魚の種類こそは沖縄らしさがあるものの、味のほうは他の都道府県民にも想像がつきそうなもの。それに対してこの日の夕食には沖縄料理の代表と言える料理が目白押しだったのである。
「数々の沖縄料理に視聴者からは《朝ドラで飯テロ!》《料理が飯テロすぎる》といった声が続出。《沖縄に行きたいなあ》といった人も少なくなかったようです。この『ちむどんどん』ではヒロインの暢子が料理人を目指すことから、今後も飯テロシーンに出くわすであろうことは確実。どんな美味しい料理が出てくるのか、楽しみにする視聴者も多いことでしょう」(前出・ライター)
本作でフードコーディネートを担当する吉岡秀治氏と料理監修を務める吉岡知子氏の夫妻は、「オカズデザイン」としてレシピ本なども手掛ける人気のフードコーディネーターユニット。過去の朝ドラでも「てっぱん」や「半分、青い。」などで料理指導を担当しており、その料理テクニックは高い評価を得ている。
撮影現場ではあまりに消え物(料理)が美味しいため、出演者たちがカットが掛かってからも食べ続けているのだとか。どうやら飯テロの餌食になっているのは視聴者だけではなかったようだ。