地元での知名度はやはり半端ではなかったようだ。
4月14日深夜放送の「阿佐ヶ谷ワイド!!」(テレビ朝日)第2回では、阿佐ヶ谷姉妹が番組の知名度向上を目指し、東京・杉並区の阿佐ヶ谷でポスターを張って回ることとなった。
二人が最初に訪れたのは杉並区役所。東京メトロ・丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅に直結し、JR中央線の阿佐ヶ谷駅からも約600メートルと近く、阿佐ヶ谷住民にとっては生活圏内にあるおなじみの場所だ。ここにポスターを張ってもらえれば、宣伝効果の高さは明らかだろう。
しかし区役所と言えば、典型的なお役所の象徴。そんな場所で民放の深夜番組を宣伝してもらうことなど可能なのだろうか?
「阿佐ヶ谷姉妹が受付を訪ねると『お話は伺っております、5階になります』と、あっさり広報課に案内されることに。広い部屋に通された二人は『裁判のところじゃない?』『被告の席』などと慌てていましたが、ここはなんと杉並区議会の議会傍聴席。区役所側ではどうやら、阿佐ヶ谷姉妹をVIP待遇していたようです」(杉並区在住ライター)
直談判の結果、同じ5階の別棟にある広報課に番組ポスターを貼らせてもらえることに。これだけでもスゴいことだが、その貼った場所もまたスゴかったというのでる。
広報課のスタッフから貼るスペースを案内されると、姉の渡辺江里子は「長友の隣でいいんですか?」とビックリ。その壁には東京をホームとするサッカーJリーグ「FC東京」のポスターが貼られているではないか。
「杉並区役所から、日本代表の長友佑都と同格扱いされることになった阿佐ヶ谷姉妹。しかも同じ壁には美少女が大写しになったポスターも貼られており、それはオスカー所属モデルの伊丹彩華が起用された『センバツ応援ポスター』だったのです。つまり甲子園での選抜高等学校野球大会とも同格になったのでした」(前出・杉並区在住ライター)
そんな大物扱いに留まらず、区役所の1階にも番組ポスターを貼らせてもらえることに。ここは杉並区民が日常的に訪れている場所で、その告知効果は絶大だ。すぐ隣には区の関連商品などを販売する「コミュかるショップ」もあり、そこには杉並区民なら大人から子供まで誰でも知っている公式マスコット「なみすけ」と「ナミー」の商品も。地元民的には<あのなみすけと同格>という扱いに驚くところだろう。
阿佐ヶ谷姉妹はその後、4月18日にオープンする新設の阿佐ヶ谷地域区民センターも訪問。センターの事務局長からは「阿佐ヶ谷で仕事する者にとって阿佐ヶ谷姉妹はいまじゃ“神”のような存在」と崇められていたのである。
「けやきプールの跡地に建てられた同センターはJR中央線に面しており、屋上からは行き交う電車が見下ろせます。阿佐ヶ谷姉妹の二人は『三鷹方面下り~! 総武線上りとクロス~!』と大興奮で、この眺めは地元住民にとってもまだ未見でしたから、ここでも杉並区によるVIP待遇が明かされていた形でしょう」(前出・杉並区在住ライター)
この区民センターでは「まだ開館前ですから、第一号が阿佐ヶ谷姉妹さんということになります」とのお墨付きも。二人はその後も阿佐ヶ谷の商店街でポスターを張りまくっていた。東京観光を予定している人はぜひ、杉並区阿佐ヶ谷でポスター巡りに挑戦してみてはいかがだろうか。