髙橋ひかる、主演ドラマ「村井の恋」のコメディセンスはオードリーに磨かれていた!?

 そのコメディエンヌぶりを観るだけでも、チャンネルを合わせる価値がありそうだ。

 女優でモデルの髙橋ひかるが、主役の高校教師・田中彩乃役を務めるドラマ「村井の恋」(TBS系)にて、コメディと恋愛ものの両立に挑戦している。髙橋の演じる田中は、乙女ゲームの推しキャラにガチ恋する一方で、時間外の仕事はしないことを徹底。飲み会への誘いは即座に断り、就業後はすぐに帰宅。この態度から鉄のメンタルを持つ「鉄子」と呼ばれている。

 そんな髙橋の本作ファーストカットは、成績トップの生徒・村井が進路希望調査に「田中先生と結婚したい」と書いてきたことに、ブチ切れ寸前の「まーじで、いい加減にしろ」との表情がドアップになったシーン。そんな出だしに加え、眉間にシワを寄せたり強い口調でしゃべったり、無愛想な態度といったシーンが目立っている。そんな演技には、彼女がバラエティ番組で培ってきたキレキャラが活かされているという。

「2018年から準レギュラー出演している『スクール革命』(日本テレビ系)にて髙橋は、滋賀県出身ならではの関西弁を活かしたキレ芸を持ち味としています。そのきっかけはとある日、山崎弘也が髙橋を中心とした集団芸をやろうと提案したこと。オードリー春日が繰り出した『鬼がわら!』の一発芸に対し、髙橋は『お笑いなめんなよ!』と一喝。止めに来たオードリー若林には『ウルサイ、黙っておけ!』とガン切れし、関西弁交じりでまくしたてていました」(テレビ誌ライター)

 キレキャラが光るドラマ「村井の恋」には、視聴者から<振り切った感じの演技が面白い><田中先生の再現率高くて、高橋ひかるちゃんが大好きになった>などと、絶賛の声が続出。そういったキレ芸の一方で、村井から告白されるシーンでは恋に悩む乙女な表情を見せており、「ご勝手に」というツンとした言葉には可愛さと切なさが入り混じる複雑な感情がこもっていたようだ。

“鉄子”の表情を見せる田中先生役の髙橋ひかる。ドラマ「村井の恋」公式ツイッター(@drama_streamtbs)より。

 そんな硬軟織り交ぜた演技が好評の髙橋だが、彼女のコメディセンスは「スクール革命」で共演するオードリーに磨かれた部分も大きいという。

「彼女はオードリーの大ファンで、『オードリーのオールナイトニッポン』のリスナー《リトルトゥース》であることを公言しています。昨年6月に出演した『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)では、MCのオードリー若林を前に堂々と若林愛を公言するなど、両者の関係は良好。バラエティの師として尊敬しており、笑いに対する心構えなども見習っているようです」(前出・テレビ誌ライター)

 果たして「村井の恋」でも<トゥース!>などオードリーのギャグが飛び出すのか。髙橋のコメディエンヌセンスにはますます注目が集まりそうだ。

(村松美紀)