その瞬間、彼女はいったいどんな顔を見せたのだろうか?
4月17日の深夜に放送された「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系)では、メンバー愛の強さを競う企画「春のG1日向坂ダービー」の後編を開催。日向坂46のメンバーが競馬に見立てたゲームを行い、その勝者を予想するというものだ。
2番目のレースでは「寿司Boon差付き賞」を開催。同日にJRAで開催された皐月賞をもじった同レースでは、ゼンマイの力で走るプルバックカーに寿司ネタの食品サンプルを載せた話題のおもちゃ「寿司Boon」を使い、1.8メートルの台でいかにギリギリで止めるかを競うものとなっていた。
同レースには金村美玖、河田陽菜、森本茉莉、加藤史帆、高瀬真奈の5人が出走。なかでも注目は「推すしかない!」のキャッチフレーズから、MCのオードリー若林により「お寿司」のニックネームを付けられた金村だ。
その若林から「これはもう勝つしかないでしょう!?」と煽られるも、「負けられませんね」と言い切った金村。すると若林は「負けたらお寿司というニックネームがはく奪されることになっちゃいますから」とプレッシャーを掛けていた。
一方、出走者5人の中で唯一の1期生である加藤は「お寿司で“かとし”が勝つしかない!」と見得を切り、自信のほどを示すことに。どうやら金村と加藤の一騎打ちとなりそうな雰囲気だったが、ここで金村にとっては衝撃的な発言が飛び出したというのである。
「予想する5人のうち、金村の勝利を予想したメンバーはゼロ。対する加藤には3票が集まっていました。ここで頭脳派予想の影山優佳は『基本的に加藤は勝ち癖があるので』と加藤の強さを評価。これに若林が『なるほどね~』と納得の相槌を打つと、影山は『金村と比べて』とのダメ押しを口にしていたのです」(アイドル誌ライター)
この発言に若林は「これはオンエアの時ショック受けると思いますよ~」と苦笑いしつつ、「確かに私もそういうイメージありますね」と肯定。これらの発言はヘッドフォンで外部の音を遮断した出走メンバーには聞こえておらず、金村は自分に向けられた<加藤より勝ち癖がない>の声を知らぬままだ。
果たしてレースの結果は、あえて第一走者を選んだ加藤が端まで75センチというなかなかの数字を叩き出し、第二走者の金村にプレッシャーを掛けることに。緊張感が半端ない金村は一度は寿司Boonを発車しようとするも、手が震えるあまりに抱え上げてスタート中断。仕切り直しとなっていた。
そして本番。金村の寿司Boonは加藤のそれを見事に抜き去り、端から50センチに肉薄だ。その後、河田、森本、高瀬の3人はいずれも金村を抜くことができず、予想者ゼロの大穴・金村が見事、このレースを制したのであった。
「優勝した金村は右手を突き上げてのガッツポーズ。続けてお寿司ポーズを連発してみせました。これで『お寿司』のニックネームを死守し、本人としてもしてやったりだったでしょう。しかし肝心のオンエアでは影山と若林による《勝ち癖がない》との評価を見てしまうことに。彼女が今どんな気持ちでいるのか、実に興味深いところです」(前出・アイドル誌ライター)
とは言え、グループ全体で3人しかいないセンター経験者の一角を占める金村。6月1日リリースの7thシングル「僕なんか」では、2列目の加藤を尻目に堂々と1列目に抜てきされている。ファンとしてはこれからも金村を「推すしかない!」ことだろう。