【ちむどんどん】賢三に続いて母・優子も倒れる…比嘉家に「不幸フラグが多すぎる!」

 比嘉家の不幸はどこまで続くのか。視聴者も朝から心配でならないようだ。

 4月20日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第8回では、ラストシーンにまたもや衝撃が待っていた。食事の用意をしていた母親の比嘉優子(仲間由紀恵)が、体調を崩したのか苦しそうな様子でへたりこんでしまったのだ。「お母ちゃん!?」と走り寄るきょうだいたち。果たして優子の体調は大丈夫なのだろうか。

 その「ちむどんどん」では第2週に入り、比嘉家に様々な不幸が押し寄せている。4月18日の第6回では、大黒柱である父親の賢三(大森南朋)が心臓発作で死去。一家には家の新築やサトウキビ畑の購入に費やした借金500ドルが遺されることとなった。

 前日の第7回では、優子が工事現場で必死になって働いて得た日当で、長男の賢秀(浅川大治)にはズックを、長女の良子(土屋希乃)には体操着を買ってあげることができた。しかし賢秀が豚小屋に置き忘れたことで、豚のおもちゃになったズックと体操着はボロボロに。そのショックで良子は運動会に出ないとふさぎこんでしまったのである。

「いざ迎えた運動会の本番。ヒロインで次女の暢子(稲垣来泉)は得意の徒競走に挑むも、走っている最中にボロボロのズックが破けてしまうアクシデント。5年連続での1着は夢に終わりました。一方で良子はボロボロになった体操着を着て運動会に復帰し、徒競走では前年を上回る2位に。母親の優子に駆け寄って『ごめんなさい』と謝ると、優子は『よく来たね』と娘を労うという感動の場面が展開されたのです」(テレビ誌ライター)

ボロボロの体操着で運動会に現れた良子を、母親の優子は「よく来たね」と労っていた。©NHK

 三女の歌子(布施愛織)は練習の甲斐なく最下位に終わるも、密かに慕っている砂川豆腐店の長男・智(宮下柚百)から手製のメダルをもらい、大喜び。そして長男の賢秀はイジメっ子の島袋(吉田日向)らから貧乏をバカにされるも、ボロズックを脱ぎ捨てて裸足で徒競走に挑み、見事に優勝。観客総出でカチャーシーを踊り、物語は大団円を迎えたように見えたのであった。

 しかし、楽しい場面ばかりが続かないこの「ちむどんどん」。運動会後には面目を潰された腹いせなのか、島袋が高校生を連れて現れ、大ゲンカに。明らかに比嘉きょうだい側が被害者なのに、学校に呼び出された優子は「喧嘩両成敗」と言われてしまう。しかも教師からはPTA会費と給食費の未納を告げられる始末だ。

「そしてしまいには過労からか倒れてしまった優子。この不幸の連鎖に視聴者からは《辛くて見てられない》《不幸フラグが多すぎる》といった声もあがっています。これまでの放送内で示された予告映像からは、ここで優子が亡くなることはないと分かるものの、視聴者がもしやと思ってしまうのも無理はないでしょう。また今回は優子のもとに本土から封書が届く場面も。どうやら亡夫・賢三の遠戚から送られてきたようですが、この調子だと手紙の内容が比嘉家にとって良いことになるとは期待できなさそうです」(前出・テレビ誌ライター)

 いずれは料理人となることが分かっているヒロインの暢子だが、大人になるまでの間にどれほどの苦労を味わうことになるのか。もうこれ以上、比嘉家を苦しめないでほしいと、視聴者も切に願っていることだろう。