ヒコロヒーの口から、キャラに合わない「もう、こわぁ~い」が聞けたワケ!

 やさぐれキャラで人気の芸人ヒコロヒーが、まさかの口調で「もう、こわぁ~い♡」とのフレーズを発した場面に、視聴者も釘付けになっていたようだ。

 5月6日深夜放送の「ジロジロ有吉」(TBS系)にてヒコロヒーは、同番組で3回目となる「野湯探し」のロケに挑戦。これは地図にも載っていない手つかずの温泉こと“野湯”を、山にわけいって探し当てるというものだ。

 過去2回の挑戦では結局“野湯”を発見することはできず、1回目は地熱で温まった地べたにブルーシートを敷き、ヒコロヒーが水着姿で寝そべる「岩盤浴」の模様を放送。2回目は途中で天候が悪化したことから野湯探しを諦め、普通の温泉にヒコロヒーが浸かる姿を撮るという、中途半端な結果に終わっていたのである。

 そして挑んだ3回目。結論から言うとついに野湯を発見することに成功し、目的を達成することができていた。だが当のヒコロヒーは今回の野湯ロケに関して、大きなモヤモヤが残ったというのだ。

「その“ロケ反省会”では冒頭、MCの有吉弘行がヒコロヒーに対して『なんでもっとハシャがないんだよ?』と苦言を呈することに。すると当のヒコロヒーはロケ中、有吉に『叱ってくれ!』との想いだったことを明かしました。その理由として、一緒に野湯を探した秘湯探検家の渡辺裕美さんに対する不満を爆発させていたのです」(テレビ誌ライター)

野湯探しの最中も終始やさぐれた態度だったヒコロヒー。「ジロジロ有吉」公式ツイッター(@AriyoshiJapon)より。

 1回目の野湯ロケからガイド役として共演している渡辺さん。雑誌連載に加えて野湯に関する著書もあるなど、一緒に野湯を探すには絶好の人物だ。

 そんな渡辺さんに対してヒコロヒーは、前回のロケで「人のことをダマしちゃダメですよ」と何回も注意。しまいには「ペテンが上手いだけの女狐が!」とまで言い放っていたという。ヒコロヒーとしては、なかなか野湯が見つからないなか、番組を盛り上げるための発言だったというのだが…。

「どうやらそれらの発言は渡辺さんにとって、かなりのプレッシャーになっていた様子。関西の番組に出演した際に渡辺さんは『東京の芸人さんは怖い』『なかなか上手くいかないことが多い』と、ヒコロヒーのことを名指ししていたそうです」(前出・テレビ誌ライター)

 そして3回目の今回、ヒコロヒーはロケ中に「今回もダマす気でしょう!」「いい加減にしてくださいよ!」などと何度もダメ出しをしていたという。すると渡辺さんはそれらの言葉に対して逐一「こわぁ~い♡ もう、こわぁ~い♡」と返していたというのだ。

 そんな態度についてヒコロヒーは「ワシね、『こわぁ~い』で終わらす女、ダメなんすよ」と一刀両断。すると有吉は、ヒコロヒーの態度も悪いがそうさせてしまう渡辺さんも悪いと指摘しつつ、モヤモヤが残るからと再度の野湯ロケを厳命だ。これにはヒコロヒーも諦め顔で「行きましょう」と第四弾ロケの決行を受け入れていた。

野湯ロケの態度について有吉からツッコまれていたヒコロヒー。「ジロジロ有吉」公式ツイッター(@AriyoshiJapon)より。

「このやり取りで注目はやはり、ヒコロヒーが口真似とは言え『もう、こわぁ~い♡』と甘ったるい声を出した場面でしょう。普段のやさぐれキャラからは絶対に出てこない口調に、ヒコロヒーもこんなしゃべり方ができるんだと驚いた視聴者も少なくなかったはず。この調子でぜひ、終始甘ったるい調子で話すコントも見てみたいものです」(前出・テレビ誌ライター)

 コントでは制服姿のCAなど、女性らしさを強調したキャラを演じることもあるヒコロヒー。そんな彼女の“甘キャラ”に期待する視聴者も少なくないことだろう。