やはり芸人の世界とはなかなかに過酷なようだ。
5月18日深夜放送の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)では、ヒコロヒーが若手時代にガチで怒られたエピソードを公開。その内容がなかなか強烈だったと視聴者が驚いているという。
番組恒例の「怒られ人」のコーナーでは、お笑い芸人コンビの「ランジャタイ」が過去の怒られエピソードを披露。二人がマセキ芸能社の主催ライブをお手伝いした際、照明を担当した伊藤幸司は操作方法がよく分からず、ステージをジュリアナ東京のような派手なライティングで照らしてしまったという。またビデオ撮影担当だった国崎和也は録画ボタンを押し忘れてしまい、2時間にわたってただ画面を眺め続けていたという一件を告白していた。
「その話題を受けて番組スタッフはヒコロヒーに、芸人はライブのお手伝いにいくのかと質問。するとヒコロヒーは、大阪松竹で若手が寄席の呼び込みを担当していたと説明しました。ハッピを着てハチマキを締め、看板を手に『いまから寄席やりまーす!』と客寄せするもので、会社からは1年目の若手は絶対にやってくださいと言われていたものの、ヒコロヒーは『とにかく嫌やった』そうです」(芸能ライター)
ヒコロヒーは「ハッピ隊やるくらいやったら死ぬ」と宣言していたそうで、これには共演の日向坂46齊藤京子も目を見開いてびっくりだ。しかし当時、現役女子大生で二十歳前後だったヒコロヒーは、それがとにかく嫌だったという。
するとある日、ハッパ隊を取り仕切るポジションの人に呼び出されて、ハッピ隊をしたことがあるのかと詰問されたヒコロヒー。なぜやらないのかと問われるも「ハッピ隊のことは考えたくない」と反発していたと明かしていた。
「すると二人の間で押し問答になり、しまいにはバチーンとビンタされたのだとか。これには齊藤も『えー!?』と口あんぐりで驚いていました。それでも尖っているヒコロヒーなら拒否し続けるのかと思いきや『次の日ハッピ隊した』と明かし、スタジオは爆笑。齊藤も『おもしろい! ハッピ隊したんだ』と感心していたのです」(前出・芸能ライター)
そんな調子でスタジオでは笑い話になっていたが、本来ならボランティアである寄席の呼び込みをやらないことで、ビンタという実力行使が発生するという話はやはり驚き。現在32歳のヒコロヒーは2011年にデビューしており、このビンタエピソードはさほど昔の話ではないのである。
「しかもビンタされた瞬間を描いたイラストで、ヒコロヒーに手をあげたスタッフは女性として描かれていました。この『キョコロヒー』では番組中の話題をイラストで説明する手法が定着しており、イラストレーター・漫画家のタテノカズヒロ氏によるおなじみの画風が人気。毎回、情景をけっこう細かく描写しているので、今回もビンタをかましたスタッフが女性だったことをヒアリングしたうえで描いた可能性が高そうです」(前出・芸能ライター)
同じ女性からの強烈ビンタにおののいたのか、寄席の呼び込みでハッピ隊になっていたヒコロヒー。売れっ子となった現在はさすがにビンタを食らうこともなさそうだ。