その“重大発表”に、最悪の事態を覚悟した視聴者も少なくなかったようだ。
5月24日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)では、さまぁ~ずと田中瞳アナの一行が千葉県の安食卜杭(あじきぼっくい)を訪問。人口300人ほどで水田ばかりという撮れ高の期待できなさそうな場所ながら、地名の面白さだけで訪れてみたという、いかにもモヤさまらしい回となっていた。
番組側ではよほどその地名が気に入ったのか、わざわざ前面に「安食卜杭」との文字を縫いつけたオリジナルのキャップを制作。冒頭では田中アナがそのキャップを後ろ前に被って登場し、「この帽子に今日のこの場所の名前が書いてあります」とさまぁ~ずに説明だ。
キャップを被りやすいように髪を一つ結びにした田中アナは、後ろ前のギャング被りでも、かぶり直した姿も大天使級の可愛らしさ。流行色のダークグリーンが目に優しいジャンパースカートも相まって、この日もファンを喜ばせていた。だがそのファンが終盤、あわや地獄に突き落とされそうになったというのである。
「それは安食卜杭巡りが終わり、間もなくCMという場面。『重大発表があります』と切り出した田中アナがやおらジャンパーを取り出すと、そこには『〇〇は新人アナウンサーです』との文字が縫い取られていました。〇〇の部分は煙のイラストで覆い隠されていましたが、これが田中アナの後任となる新アシスタントが発表されるという流れに見えてしょうがなかったのです」(テレビ誌ライター)
思えばこの「モヤモヤさまぁ~ず2」では初代アシスタントの大江麻理子アナに始まり、二代目の狩野恵里アナ、そして三代目の福田典子アナらが、およそ女子アナらしくないおっちょこちょいな様子や、華麗な衣装で着飾るなどしながら番組を彩ってきた。
そして2019年8月に4代目に就任した田中アナは、番組史上で初めて新人アナから番組アシスタントに抜てき。知れば知るほどその魅力にハマる“田中沼”ぶりを発揮し、4月18日に発売された公式ガイドブックの「るるぶ モヤモヤさまぁ~ず2」ではさまぁ~ずと共に表紙を飾るなど、その存在感を示してきたのである。
「長寿番組ではアシスタントの交代が常とは言え、いま田中アナがいなくなるのは彼女のファンとしても番組ファンとしても痛すぎるところ。視聴者は悲痛な思いを抱きながら番組の続きを見ていました。すると田中アナの口から明かされた重大発表とは、番組15周年を記念した『モヤさまドイヒー展』が7月に東京・池袋で開催されるという告知だったのです。これには田中アナの卒業を覚悟していたファンも地獄から天国への大喜び。同展では番組イベントも開催予定とのことで、生ひとみんに会えるとしてファンの期待は一気に絶頂に達しています」(テレビ誌ライター)
先ほどのジャンパーは、田中アナが初登場したハワイロケの回でスタッフが着用していたもの。隠されていた文字は「四代目」であり、まさに田中アナ自身のことだった。もっとも当のさまぁ~ずは大竹も三村も、そのジャンパーのことはすっかり忘れていたようだが。
肝心の「モヤさまドイヒー展」は7月7日~31日に東京・池袋のスタジオミクサで開催。1時間ごとの日時指定入場制となっており、チケットはローソンチケットで発売中だ。ファンには必見の同展で、あらためてモヤさま愛を確認したいところだろう。