その振る舞いは意外にも、有吉弘行のアシスタントというポジションにハマっていたようだ。
5月25日放送の「有吉の壁」(日本テレビ系)では、体調不良で欠席した佐藤栞里の代役として、お笑いコンビ「パーパー」のあいなぷぅが番組アシスタントを務めることに。その発言がなかなか辛辣かつ的確だと視聴者を驚かせたという。
番組冒頭、三四郎の小宮が「気合い入れて、アイプチで」とあいなぷぅのクッキリした目元をイジると、彼女は「えっと、整形」とこともなげに告白。たしかにあいなぷぅの二重まぶたはこれまで見たことがないレベルにクッキリしており、二重整形は見事に成功していたようだ。
「もともと涙袋が目立つことに加え、面長なこともあり、これまでは目の位置がやたらと高く見えていたあいなぷぅ。それが二重整形に加えて涙袋を抑えるメイクを施したことで、顔全体のバランスが以前よりも良くなっていたのです。そんな彼女の“術後”を見て、二重整形の思わぬ効果を理解できた視聴者も多かったのではないでしょうか」(女性誌ライター)
このようにヴィジュアル面での変化を果たしたあいなぷぅだったが、肝心のアシスタント業務のほうはどうだったのか。佐藤は芸人たちから女神扱いされるほど、芸人サイドに立った温かいコメントを繰り出していたものだが、本職がお笑い芸人のあいなぷぅはひと味違ったコメントで、芸人たちを困惑させていたようだ。
最初にネタを披露したのは実力者のジャングルポケット。今回は埠頭に停泊している豪華客船が舞台となっており、ジャンポケの3人は「船をヒッチハイクして山梨に行こうとする男」をテーマにしたコントを披露だ。
なぜか海なし県の山梨に行こうとする斉藤。すると船長役のおたけは「お兄ちゃん! 乗っていっか?」と返し、その会話に太田が「無理じゃないすか? 山梨ですよ!」と驚くというコントだ。
「ここで有吉から感想を問われたあいなぷぅは『ほんと、どこで終わらせればいいのか…』と、ネタの終わり方が見えづらかったとダメ出し。これにはジャンポケ斉藤も、山梨と書いたスケッチブックを見せながら『ここで終わらせたほうがよかった?』と反省していたのです。芸人のネタを常に全面的に肯定する佐藤の時には見ることのないやり取りとなっていました」(芸能ライター)
客船の船内を歩きながら、有吉に「難しいですね」との感想を口にするあいなぷぅ。これには有吉も「意外とな、緊張するよね、こっちも」と話を合わせており、どうやら佐藤とは違う反応を楽しんでいるようだ。
船内ではパンサーの3人が、いつものように尾形をイジるネタを披露。美女役の尾形にバーテンダーの菅が水道水を出すというネタで、有吉は合格のマルを出していたものの、菅は「ダメなマルですね」とネタの出来栄えに納得がいっていない様子を見せていた。
するとあいなぷぅは言いづらそうにしながら「良くはなかったです」とダメ出し。尾形が「なんだお前! よかっただろお前!」と先輩芸人として圧をかけるも、あいなぷぅはどこ吹く風で「なんか…盛り上がってなかった」と自分の印象を正直に答えていたのである。
「その後、パンサーが向井と菅の二人だけで披露したネタについては『言いづらいですけど…お二人めちゃめちゃ良い』と絶賛。暗に尾形がつまらないと指摘しているのも同然でした。この辛辣なダメ出しを出せるのは、芸人を始めた当初から《お笑いには興味がない》と言い続けてきたあいなぷぅならではでしょうね」(前出・芸能ライター)
どうやら佐藤の代わりに別のモデルや女子アナではなく、あえて芸人仲間のあいなぷぅを起用した番組サイドの狙いは、ズバリ当たっていたようだ。