乃木坂5期生たちがガチ泣き! そのシーンにもらい泣きした視聴者も少なくなかったのではないだろうか。
5月30日深夜に放送された「新・乃木坂スター誕生!」(日本テレビ系)の第6回では、中西アルノと岡本姫奈が番組初登場を果たした。その回で、多くのメンバーが号泣したという。
初の収録に緊張した面持ちの二人。中西は冒頭のテーマ曲披露の場面から早くも不慣れな様子を垣間見せていた。歌唱の終盤ではマイクを左手→右手→左手と持ち替え、最後に右手で前を指差す振付となっているが、ここで中西は持ち替えに戸惑い、指差しも一瞬遅れていたのだった。
また岡本は井上和、小川彩、一ノ瀬美空との4人でMAXの「Ride on Time」を披露。13年のバレエ歴を誇るだけあってダンスはキレキレだったが、表情は終始固いまま。他の3人が笑顔だったり曲に合わせた決め顔を見せていたのとはなんとも対照的だったようだ。
「一方でそれぞれの長所を見せる場面も。最初に宇多田ヒカルの『First Love』をソロ歌唱した中西は、ハイトーンの難しい部分も着実に歌い上げ、定評のある歌唱力を見せつけました。その歌声に感動したのか井上や岡本らがうっすらと涙を浮かべており、一ノ瀬は『アルノが頑張ってるの見てきたから、それも一緒になって』と涙の理由を説明していたのです」(アイドル誌ライター)
岡本も「Ride on Time」のダンスで他のメンバーを魅了。菅原咲月は「キレキレに踊っているところってあまり見たことがなかったのですごい新鮮でした」と感心した様子で語っていた。
このように初登場ながら、それぞれ存在感を示すことができた中西と岡本。そんな第6回では、多くのメンバーが感動で号泣する場面があったという。
それはゲストの武田鉄矢が菅原と奥田いろはを従えて、「贈る言葉」を披露した後のことだった。MCのオズワルドからドラマ「3年B組金八先生」での“思い出の生徒”を訊かれた武田は、シーズン1で嫌われ者の学級委員を演じていた生徒について熱弁だ。
卒業式のシーンで武田は、その子に向かって「あなたは努力家でした。私はあなたの一番良いところを知っています」と伝えたところ、震えて泣き出したというエピソードを武田自身も涙交じりに語っていたのである。
「そんな武田の話にメンバーは全員が目に涙を浮かべていました。なかでも冨里奈央はボロボロと涙がこぼれるほど号泣していたのです。さらに武田が『芸能界、センターばかりじゃないから』と言葉を継ぐと、さらに涙が広がることに。オズワルドが『めっちゃみんな泣いてる!』と茶化さなかったら、あまりの涙に収録を中断せざるを得なかったかもしれないほどでした」(前出・アイドル誌ライター)
憧れの乃木坂46に加入できたとは言え、5期生たちはまだ芸能界の右も左も分からないひよっこばかり。日々の活動では自分の不甲斐なさに涙することもあるのだろう。そんな若きアイドルたちの心がむき出しになる瞬間を目の当たりにしたファンは、彼女たちのことがさらに好きになったのではないだろうか。
※トップ画像は©乃木坂46