【鎌倉殿の13人】堀田真由、斬新すぎる「曾我兄弟の仇討ち」を彩った妖艶な存在感!

 モデルとしての彼女しか知らなかった視聴者は、その艶っぽさに心を射抜かれたのではないだろうか。

 6月12日放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第23話「狩りと獲物」では、日本三大仇討ちの一つとして知られる「曾我兄弟の仇討ち」が描かれた。その様子が歴史書で伝えられる内容とまったく違うとして、多くの視聴者を驚かせたようだ。

 曾我兄弟の仇討ちは、富士の裾野で行われた大規模な「巻狩り」の最中に、曾我兄弟が父親の仇である工藤祐経(坪倉由幸)を討ったもの。歴史書「吾妻鏡」などの記述では、曾我兄弟はあくまで仇討ちとして祐経を討ちとったとされている。

 それが「鎌倉殿の13人」では、曾我兄弟は仇討ちを装っての頼朝討伐(すなわち謀反)を狙っており、頼朝は偶然が重なったおかげで命拾いしたというのだ。

「鎌倉に妻の北条政子(小池栄子)を残し、富士の裾野で巻狩りを催していた頼朝。しかし現地にはお気に入りの比奈(堀田真由)も同行しており、一度はあきらめた比奈との火遊びを楽しもうとしていました。しかし従者の安達盛長(野添義弘)からは『なりませぬ!』と強く止められてしまい、一計を案じた頼朝は祐経を自分の寝床で身代わりとすることで、盛長の目を欺いたのです」(テレビ誌ライター)

 頼朝の寝首を掻こうとした曾我兄弟は図らずして、父親の仇である祐経を討ちとることに。頼朝が生きていることを自分の目で確認するまで、謀反は成功したと思い込んでいた。一方で頼朝は祐経を人身御供として差し出す形になったのである。

 そんな歴史の新解釈に視聴者が驚くなか、結果的に頼朝を助けることとなった比奈の美しさにも、多くの視聴者が目を奪われたという。

「頼朝が忍び入った比奈の部屋には、頼朝の右腕である北条義時(小栗旬)が待ち受けており、『本当に来られるとは…』と呆れかえっていました。その横で正座している比奈は慈母のような優し気な微笑みをたたえており、頼朝がぞっこんになるのも当然の美しさ。序盤では義時と共に夜道でイノシシに追いかけられ、二人一緒に倒れ込む場面もありましたが、その際にも抱きしめたくなるような艶気を放っていたのです」(前出・テレビ誌ライター)

鎌倉時代の髪型が似合う堀田。比奈ははまり役だったようだ。©NHK

 その堀田は女性誌「non-no」の専属モデルでもあり、2020年からは結婚情報誌「ゼクシィ」の13代目CMガールを担当。その美しさで多くの女性ファンを獲得している。

「CMでは柔らかな笑顔を見せていますが、今回の比奈役では頼朝のような大人の男性を虜にする妖艶な魅力を放っています。少し微笑みながらおっとりと話しつつ、いざという時はきっとした表情を見せる姿には、多くの男性が虜になるはず。今後、義時の妻としてまだまだ出番はあるはずで、視聴者としても堀田の登場が楽しみでならないことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 なお史実に従えば、曾我兄弟の仇討ちから10年後に発生した「比企能員の変」により、夫の義時とは離別している比奈。果たしてあと何回彼女が登場してくれるのか、なんとも気になるところだろう。

※トップ画像は堀田真由公式インスタグラム(@mayuhotta)より。