6月19日、“日本一制服が似合う男女”を決めるコンテスト「第9回日本制服アワード」の授賞式と制服ファッションショーイベントが東京・原宿で開催。グランプリと準グランプリの4人に加え、各賞を受賞した20名以上の制服男女が勢ぞろいした。主催は制服ブランド「CONOMi」を手掛ける株式会社このみ。
一般応募者約3000人から女子グランプリに選ばれたのは、大阪府出身で中3の織田ひまり。女優としても活動する彼女は5人組ガールズユニット「BREAK TIME GIRLS」のメンバーでもあり、表現力にあふれたポージングで観る者を魅了した(※学年は本来授賞式を予定していた2月当時に準じる)。
受賞の感想について織田は「はじめ連絡をいただいた時は本当に信じられなかったんですけど、こうやってトロフィーをいただいて可愛い制服とティアラまでつけていただいて、今とても幸せです」とスピーチ。各賞の受賞者と会うのはこの日が初めてだったそうで、「すごい楽しかったし、すごくいい思い出になりました」とその喜びを口にしていた。
【女子グランプリ 織田ひまり 質疑応答】
――いまハマっているマイブームは。
織田 ちょっと前に発売されたポケモンのゲーム(Pokémon LEGENDS アルセウス)を、最近誕生日だったので(6月8日)、ちょっと迷っていたけど買ってもらって、そのストーリーを進めるのにハマっています。
――今後の活動の目標をお願いします。
織田 いま「BREAK TIME GIRLS」というユニットを組んでいて、そのユニットでいろんな人に知ってもらえたり、ダンスや歌をレベルアップして、たくさんの人を楽しませたいと思っています。女優さんにもなりたいので、演技のほうにも力を入れて頑張りたいです。
――「BREAK TIME GIRLS」としての目標は。
織田 基本は大阪を拠点に活動しているので、これからいろんな地方にもっともっと行って、たくさんの地域の方から愛されるような大きなグループになりたいです。
――憧れや目標としている女優について。
織田 浜辺美波さんや橋本環奈さんなど、女優業だけじゃなくてバラエティでもみなさんを楽しませられるような、多方面で活躍できるような女優さんになりたいです。
――女優業でやってみたい役について。
織田 初対面の方には優等生に見えると言っていただけるので、頭の良い役を演じてみたいなと思いました。
――グランプリ受賞で周りの反応はどう変わりましたか。
織田 たくさんの人から「おめでとう」のメッセージをいただけてすごい嬉しかったです。学校の友達にも(受賞が)行き渡っていて、「制服一番似合うんや〜」って感じで話しかけてくれました。
――4月から高校に入学して、高校生活で一番頑張りたいことは。
織田 人見知りするタイプなので、同級生に対しても人見知りをして猫を被っちゃうんです。いろんな子が話しかけてくれるので、そのぶんたくさんしゃべって、お友達になりたいなと思っています!
女子準グランプリを受賞した髙橋薫未は、神奈川県出身の高1。ステージでは「Yシャツの上からトレーナーやパーカーを重ね着して、その上からブレザーを着るコーディネートが大好きです」と語っていた。
グランプリの織田と準グランプリの髙橋は、男子グランプリの明石光輝、男子準グランプリの大迫一吹と共に制服ブランド「CONOMi」が全国で20万部配布するカタログでモデルを務めている。ほかにもCONOMiの制服関連イベントなどに出演していく予定だ。
■「第10回日本制服アワード」の募集開始も発表!
今回の授賞式では来たる7月1日に、記念すべき10周年となる「第10回日本制服アワード」の募集がスタートすることも発表。従来からさらに規模を拡大し、新たな取り組みが行われる。
日本海側の10県で放送されているテレビ番組「ふわり愛」とのコラボ企画では、日本海側から制服が似合う男女を発掘「ふわり愛賞」を実施。NGT48の中井りかが司会を務める人気番組で、受賞者が活躍する姿も期待できそうだ。
ほかにも人気アニメ作品「ツキウタ。」とコラボした「ツキノ芸能プロダクション特別賞」を開催。次世代ゲームプラットフォーム「fingger」とのコラボによる「fingger特別賞」では、VTuberの魅力を引き出すような制服デザインを募集する予定だ。
また、現在も行われている「日本制服写真アワード」や「日本制服デザインアワード」に加えて、新たに「日本制服動画アワード」もスタート。これは“日本一青春な制服動画を作るコンテスト”をテーマとした動画クリエイター部門の賞となる。特別審査員として女優で動画クリエイターの岩田まあり、第5回日本制服アワードのグランプリで女優の齋藤英里、そしてモデルで動画クリエイターの西塚ふみやらも発表された。
■「第9回日本制服アワード」各賞の受賞者を紹介!
今回の授賞式と制服ファッションショーには20名超の受賞者が勢ぞろい。ランウェイで華麗なウォーキングを見せた受賞者たちを、女子大生記者のひと言コメントともに紹介したい。
◆芦野ほなみ(フォトジェニック賞)
・緑と赤のチェックのスカートがレトロで可愛かったです。
・淡いグレーのニットカーディガンにピンクのリボンの組み合わせで、上品さのなかに女の子らしさがあって可愛いです。トップバッターにもかかわらず緊張を見せない堂々としたウォーキングでした。
◆岡部莉子(フォトジェニック賞)
・ショートカットがとても似合っていて、女性唯一となるパンツスタイルの雰囲気にとてもよくマッチしていました。
・ネイビーやモスグリーンの寒色系で揃えることでカジュアルさが増しており、可愛らしい制服が苦手な方も毎日着用しやすそうです。ジェンダーレスな考え方が広まってきたことにより、女性がパンツスタイルの制服を選択できることが当たり前になっていくことを示せていたと思います
◆榎本佳乃子(フォトジェニック賞)
・制服が白とピンクで統一されていて、とても可愛らしかったです。
・ピンクとブラウンの柄のリボンとスカートに、アイボリーのニットカーディガンを合わせたことで甘々ガーリーな雰囲気になっていました。細長い形のリボンにより、甘さのなかにもすっきりした部分を作ることでバランスが取れていました。
◆多賀蓮真(フォトジェニック賞)
・髪型がキリッとしていて、正統派の制服がとてもよく似合っていました。
◆阿部ももか(フォトジェニック賞)
・制服のグリーンとベージュのチェックスカートという、パステルな色合いが爽やかでした。
・大人お上品なコーデにまとまっていて素敵です。差し色として暖色ではなく深い緑のリボンを足すことで、より大人っぽさが増していたと思います
◆二色冬香(CMNOW賞)
・スラっとした体型に、ピンクのネクタイとグリーンのスカートが似合っていてとても可愛らしかったです。
・ブレザーとソックスをブラウンで揃え、統一感のあるレトロなコーデに仕上がっていました。深すぎないブラウンはチョコのような可愛いカラーで、バレンタインの時期に着たくなりそうです。
◆熊井戸詩(Sony Music賞)
・清楚な雰囲気の制服と佇まいで、最年少にもかかわらずポージングなども堂々としていました。
・ネイビーの襟のセーラー服のデザインは、涼しげで夏にぴったり。現在中学2年生とは思えないほど、その場を楽しむ余裕があるように感じました。
◆花音(文化服装学院賞)
・全体をネイビーやブラウン・ベージュの落ち着いたトーンでまとめつつ、セーターにラインが入っているところがとても可愛かったです。
・落ち着いたトーンでまとめつつ、スカートの柄にピンクがこっそり隠れていました。大人っぽくしたいけど可愛らしさも残したい、そんなわがままにも応えられるスタイリングです。
◆美南(NAVY賞)
・ポニーテールがとても似合っていたのか、ベストとスカートの色がマッチしていて良かったです。
・ネクタイのピンクと、スカートのブラウンレッドの色味の組み合わせが、可愛いのに甘すぎない絶妙なバランスです。リボンではなくネクタイなのも絶妙さのポイントだと思います。
◆瀬戸えるは(UNITED PRODUCTIONS賞)
・とてもキリッとした表情が印象的。袖や襟のところが二色になっているところも印象的でした。
・グレーでまとまったセーラーと赤の紐リボンの組み合わせが素敵です。前髪なしの巻き髪も似合っており、お嬢様感のある制服に感じました。
◆岩脇瑠菜(ミクチャ賞)
・白やイエローを基調にしたとても爽やかな制服で、春夏らしさを感じました。
・淡いトーンでまとめたコーデにピンクのリボンを合わせ、あどけない可愛らしい雰囲気に仕上がっています。
◆神﨑莉那(CHEERZ賞)
・赤いリボンが可愛らしく、靴下の赤もワンポイントとなっているのが素敵でした。
・王道のネイビーブレザーコーデ。リボンのカラーと合わせてボルドーの靴下にすることで少し外していたのも可愛いです。
◆北本陽菜(Little Clown賞)
・スカートに入っている水色が爽やかで、クールな表情と相まってとても素敵でした。
・ポロシャツのおかげで運動部の活発な女の子のような雰囲気。高めのポニーテールをしているイメージで、スカートのスカイブルーが爽やかさを増していました。
◆吉田椋(マルタイ賞)
・身長が高くスラっとしていて、赤のブレザーが印象的でとても似合っていました。
・とにかく背が高くモデルさんのようで、びっくりしました。彩度が高く、深みのある赤のブレザーとソックスを合わせていて、まさにドラマの主人公のようでした。
◆大田友翔(大村美容ファッション専門学校賞)
・ベストの黒のラインと金のボタンがとても印象的で、胸にあるワンポイントも目を惹きました。
◆森楓恋(Field Attendant賞)
・クールビューティーな佇まいで、正統派な制服の着こなしがとても似合っていました。
・ネイビーとグリーンでまとまったコーデは、落ち着いているけど可愛いという、優等生な雰囲気に感じました。
◆吉田未来(from九州 1300万ヒロインプロジェクト賞)
・前髪を流していてクールな印象を醸し出しつつ、赤の靴下と茶色いローファーの組み合わせもレトロでとても素敵でした。
・前ボタンでデザイン性のあるベストや、赤いネクタイや緑のスカートなど、個性的な雰囲気に感じました。たくさんの色を合わせてもまとまるのが、制服のいいところだと思います。
◆優希(from新潟 次のヒロインプロジェクト賞)
・赤のリボンがとても目立っていて、ワンポイントになっていて可愛かったです。
・全体がネイビーのセーラー服に赤いリボンと金ボタンが映えていて、写真映えしそうなコーデだと思います。学校帰りに寄り道して、可愛い写真をたくさん撮りたくなりそうです。
◆大迫一吹(男子準グランプリ)
・凛とした佇まいで、ズボンの緑のチェックと黄色のネクタイがとても目を惹きました。
◆髙橋薫未(女子準グランプリ)
・深緑のブレザーが最初に目を惹き、昔ながらのレトロな感じの制服で、優等生のような佇まいが感じられました。
・グリーンはトレンドカラーですし、それをブレザーに取り入れると、“流行に敏感なおしゃれ女子”な印象でした。グリーンの面積が大きいので、スカートやリボンは控えめなカラーで合わせて欲張らないことによりすっきりまとまっています。髙橋さんのポージングも実に自然で好きでした。
◆明石光輝(男子グランプリ)
・遠くからみても分かるほど肌が白くて、対照的に引き締まった黒色のブレザーがとてもよく似合っており、ワンポイントの赤ネクタイも素敵でした。
◆織田ひまり(女子グランプリ/ABEMA賞)
・ポージングでの表情のバリエーションがとても豊富で、笑顔が可愛らしかったです。ワンポイントのピンクのリボンと正統派な制服の着こなしがとてもよく似合っていました。
・ネイビーブレザーに赤リボンという王道コーデで、まさに制服が一番似合う女の子が着るべきコーデ。ソロでの写真撮影や囲み取材にも堂々と応じていて、これから大きな舞台へ羽ばたいていく未来が見えたように思いました。大阪出身とのことで、自然な関西弁にも癒されました。
(取材協力:大塚理紗、村田景菜)