原菜乃華、ドラマ掛け持ちから新海誠映画のヒロイン決定で「次世代女優のエース」に躍進か

 8月に19歳の誕生日を迎える若手女優の原菜乃華が快進撃を続けているようだ。

 出演ドラマの「ナンバMG5」(フジテレビ系)は6月22日に最終回を迎え、6月29日の特別編でフィナーレ。本作では主人公の妹でヤンキー一家の長女・難波吟子役を務め、兄の剛(間宮祥太朗)を慕う姿や恋をする様子などで作品を盛り上げていた。

 ドラマの公式ツイッターでは7月4日、クランクアップシリーズと題して原が本広克行監督から労いの花束をもらう様子の動画を公開。監督と握手する原はすでに感極まった様子で、「みなさんのおかげで吟子でいられたなっていうふうに思います」と、涙をこらえながら感謝の気持ちを伝えていた。

 続けて「毎日楽しくて、また皆さんにお会いできるように精一杯頑張って努力して、またパワーアップした状態で皆さんとお会いできるように頑張ります」と、今後の女優活動に向けた意気込みを力強く語っていたのである。

「この4月期に原は『ナンバMG5』に加えてドラマ『村井の恋』(TBS系)にも出演。ベテランのバイプレーヤーならともかく、18歳の若手女優がドラマを掛け持ちするケースはかなり珍しく、彼女がいかに引っ張りだこの存在になっているのかを示していたのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)

 昨年は7月期の「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)にて岸優太(King & Prince)が演じる医師・深澤新の妹役を務め、続く10月期には2クール連続の大型ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)にて相良家の長女・光莉役を熱演。こちらは若きIT経営者・橘一星を演じる佐野勇斗の彼女という、存在感のある役柄だった。

 この2作品で一気に知名度を高めた原。「おはスタ」(テレビ東京系)では2016年~2017年におはガールを務めていたが、高校を卒業する前後の時期に、女優としてのステータスを大きく上げることとなったようだ。

「7月5日には新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』(11月11日公開予定)にて、1700人を超えるオーディション参加者の中から、ヒロインの岩戸鈴芽(いわとすずめ)役に選ばれたことが発表。新海監督からは『感情と声の距離が、誰よりも近い』と絶賛されており、実写ものの演技に加えて声の演技も評価された形です」(前出・テレビ誌ライター)

原がヒロイン役に選ばれた経緯についてはツイッターで追って明かされる予定だという。※映画「すずめの戸締まり」公式ツイッター(@suzume_tojimari)より。

 若手女優では広瀬すずが映画「ちはやふるシリーズ」やドラマ「チア☆ダン」(TBS系)で一気に人気と知名度を高めたのがちょうど18~19歳の時。橋本環奈の快進撃が映画「銀魂」や「斉木楠雄のΨ難」でスタートしたのも18歳の時だった。また新海誠監督作品では森七菜が18歳を迎える直前に「天気の子」でヒロイン役を務めている。

 そういった前例に倣うと、いま最も旬な十代の若手女優は原ということになりそう。今後のドラマ出演はまだ発表されていないが、そろそろ大型作品でヒロインを務めることになりそうだと、ファンも期待していることだろう。

(村松美紀)

※トップ画像はドラマ「ナンバMG5」公式ツイッター(@nanbaMG5_)より。