【六本木クラス】平手友梨奈効果はまだ続く?右肩上がりの視聴率がまだまだ伸びるワケ!

 いまや平手友梨奈が目当ての視聴者が激増しているのは間違いなさそうだ。

 8月11日に放送されたドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)の第6話が、平均世帯視聴率で9.2%をマーク。前回から0.1ポイントアップし、第3話の7.0%から右肩上がりで上昇していることが分かった。

 その要因は主に二つだろう。ひとつはなんといっても、Wヒロインの麻宮葵を演じる平手友梨奈が放つ可愛らしさだ。これまでも日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)などで大きな存在感を示してきた平手だが、本作ではその美しさに磨きがかかることに。主人公・宮部新(竹内涼真)への恋が愛へと変わったことで“女の顔”を存分に発揮している。

 そしてもう一つは、ストーリーに疾走感が出てきたこと。視聴率が落ち込んだ第3話までは新の父親が亡くなったり、刑務所に入るといった重めの展開が続いていたもの。それが六本木に居酒屋の「二代目みやべ」をオープンしてからは店が繁盛していく様子が痛快なうえ、人生のライバルとみなす長屋ホールディングス会長・長屋茂(香川照之)との確執もヒートアップ。韓流ドラマのリメイクであることを感じさせない出来栄えが視聴者の心をつかんでいるようだ。

「本家の『梨泰院クラス』が1話70分×全16話なのに対し、『六本木クラス』は1話54分×全13話と6割ほどの長さしかなく、物語が駆け足すぎると危惧されていました。ところが第6話を迎えたあたりでは時間が短くなった分、物語の疾走感が高まるという好結果に。放送当初は本家を完全にトレースしていた展開も、エピソードの順番を巧みに入れ替えるといった工夫が見られるようになり、リメイクゆえの不自然さを感じさせなくなっています」(テレビ誌ライター)

 第6話では、長屋側が二代目みやべの入居しているビルを買収するといった実力行使に出ることに。ここからどうやって新が逆襲するのか、次回以降が楽しみになってきたところだ。

ひざ枕してもらった葵が葵の腕を愛おしそうに抱く場面には、多くの視聴者から「羨ましい!」の声があがっていたことだろう。トップ画像ともに©テレビ朝日

 ただ、平手友梨奈の「可愛い効果」もかなり世間に広まっており、今後の起爆剤であり続けるのは難しいところ。平手見たさの視聴者は繋ぎとめられるものの、新たな視聴者を呼び込めるのかどうかは疑問だ。そんな状況で注目したいのが、本家「梨泰院クラス」の視聴率推移だという。

「実は本家のほうも第1話と第2話では視聴率が5%前後とさほど思わしくありませんでしたが、第3話で8%台に躍進すると、その後は回を追うごとにほぼ1%ずつ上昇。第10話では14.8%にまで高まり、そこから高値安定期に突入していたのです。そして最終回ではシリーズ最高の16.5%で有終の美を飾りました。そこから類推すると『六本木クラス』もまだ数字は伸び続け、最終回に向けて盛り上がっていくのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 第6話では葵に対して新が「マネージャー失格」を告げるというまさかの展開に。新への愛を誓ったばかりの葵が果たしてどんな行動に出るのか。いよいよ「六本木クラス」も、次回が楽しみでならないという段階に入ってきたようだ。