果たしてその対策、上手くいくのだろうか。
8月31日深夜放送の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)では、番組内での言動がネットニュースで盛られ過ぎている事例を紹介。ヒコロヒーがその対策を提案したという。
番組では弊サイト・asageiMUSEが8月7日付で公開した「ヒコロヒー、日向坂メンバーのグッズを『ゴミだと思って』捨てていた!」と題した記事を紹介。これはテレビ朝日のイベントで販売された「キョコロヒー」発の総菜パンにて、日向坂46・齊藤京子のシルエットをかたどった黒い最中を、ヒコロヒーが「ゴミだと思って捨ててた」と発言したことを取り上げた記事だ。
ヒコロヒーは記事タイトルに対し、「あれってグッズやったん?」と的確なツッコミ。番組スタッフ一同が爆笑し、齊藤も「グッズじゃない!」と笑いながら反応だ。さらにヒコロヒーは、当番組の視聴者なら「全然ちゃうやん!と分かるし」と指摘したうえで、番組を観ていない人でも「まあ(私なら)捨ててそうやし」とセルフボケ。番組スタッフから「たしかに」という声が漏れるなど、見事なオチをつけていたのである。
「すると齊藤は『キョコロヒーってそういうネットニュース、めっちゃ出ません!?』と指摘し、ヒコロヒーも同調。これまでにも番組内でヒコロヒーが齊藤に蹴りを入れたり、齊藤がヒコロヒーに対して『もっと鏡を見たほうがいい』と発言するなど、いかにもネットニュースで取り上げられそうな出来事がてんこ盛りであることが説明されていました」(芸能ライター)
ここでヒコロヒーは、番組の内容がネットニュースに取り上げられないようにする画期的な対策法について言及。それは「ウソばっかりつく」ことだという。
10月からは放送枠が月曜日の11時45分に昇格し、放送地域も関東ローカルから全国放送へと広がることが発表された「キョコロヒー」。その枠昇格が行われる前に「来週は全部ウソです」とアナウンスし、その翌週に放送された“ウソ”がネットニュースになれば、「ほれ見ろ、ちゃんと見てへんねや」と指摘できるという作戦だ。
このアイデアには齊藤も「それ毎回がいいな」とノリノリ。二人の意見が一致したことからヒコロヒーは「来週、どっかで全部ウソの時間やろう」と提案していた。これでまんまと番組側の策略に引っかかるネットニュースが現れればシメシメといったところか。
だがこの作戦、残念ながら失敗に終わる恐れもあるという。しかもその原因は齊藤にあるというのだが、どういうことだろうか?
「齊藤は『本当のことしか言えない』タイプだというのです。これは当番組で演出を務める舟橋政宏氏が、2021年11月17日付の『WEBザテレビジョン』で明かしたもの。その記事では舟橋氏が、当番組の構成作家を務める“サトミツ”こと、どきどきキャンプ・佐藤満春と『齊藤京子&ヒコロヒーの魅力とは』をテーマに対談。そのなかで齊藤の魅力について語ったシーンで言及したものです」(前出・芸能ライター)
その対談で舟橋氏は「齊藤さんは嘘を言わないというか、本当のことしか言いません」と指摘。それが結果的にバラエティーのセオリーと逆にいくことから、予定調和にならない気がするとの考えを口にしている。
その論に従うと、番組でわざとウソのネタを展開しても、齊藤がその筋書きに乗らないのではとの疑問が生まれるというもの。果たして次週の「キョコロヒー」では“全部ウソの時間”が繰り広げられるのか。そして齊藤は上手く対処できるのか。ネットニュースの記者やライターならずとも、注目の集まる回となりそうだ。