その告白を笑えない視聴者も少なくなかったようだ。
11月9日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)では、出演者らが「覚え間違い語録」を披露。ここで西村知美は故・尾崎豊の名曲を間違えて覚えていたことを告白した。そんな西村に<私もそうだった!>との声があがっているという。
西村は尾崎のデビューシングル曲「15の夜」について「私、ず~っと『十五夜の夜』だと思ってたんですよ」と告白。これにはMCの上田晋也も「ずいぶんとほのぼのとした歌になりましたね」と苦笑いだ。
同曲では「盗んだバイクで走りだす♪」という歌詞が有名。その点について西村は、十五夜の満月に血が騒いだことで思わずバイクを盗んだという意味だと思っていたと説明し、上田も「オオカミ男的にね」と理解を示していた。
「番組では西村らしい笑い話として紹介されていましたが、視聴者からは《私もそう思っていた!》といった声も漏れ伝わることに。実際、かつては『十五夜の夜』だと思い込んでいたという人は、意外に少なくないようなのです」(芸能ライター)
ツイッターで「十五夜の夜 尾崎豊」を検索してみると、<妹が間違えて覚えていた><小学生の息子が聞き間違えた>といったつぶやきが続出。なかには「15の夜」を聴きたくなったのでSiriに「十五夜の夜を流して」と指示してしまい、童謡の「こおろぎ」が再生されたとのエピソードもあるようだ。
そんな「十五夜の夜」あるあるに加えて、同曲には別パターンの記憶違いもある。それは、正式タイトルが「15の夜」と算用数字になっているのに対し、多くの人が漢字表記の「十五の夜」だと思い込んでいることだ。
「それにはれっきとした理由があります。『15の夜』に続く2ndシングルは『十七歳の地図』で、こちらは漢字表記なのです。しかも両曲が収録されているデビューアルバムも『十七歳の地図』であり、漢数字のアルバムに算用数字のシングル曲が収録されている形。ファンにとっては当然の区別ではあるものの、ライトなファンが間違えるのもしょうがないところでしょう」(前出・芸能ライター)
ちなみに西村は2018年3月14日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演した際にも、「十五夜の夜」エピソードを披露。どうやら彼女の勘違いは少なくても4年前にはすでに解消されていたようだ。