その貫禄はやはり持って生まれたものだったようだ。
タレントのMEGUMIが11月9日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)に出演。デビューからの足跡をあらためて振り返った場面に、彼女の大きな存在感が表れていたという。
もともと歌手志望で、18歳の時には1年間ニューヨークに滞在していたというMEGUMI。しかし帰国後に様々なオーディションを受けるも合格できず、芸能界の名物社長として知られる野田義治氏の事務所「イエローキャブ」に入所したところ、わずか2週間でグラビアデビューを果たしていた。
「番組ではその翌年に早くも『トリビアの泉』(フジテレビ系)でレギュラーパネラーになっていたと紹介し、MCのオードリー若林は『え~っ!』と絶叫。共演の川島明も『いきなりG1やもん』と競馬にたとえながら驚いていました」(テレビ誌ライター)
ここで若林から、若いころから今と同じスタンスだったと指摘されると、MEGUMIは「重厚感はありましたよね」と肯定。キャピキャピしたいけどやり方が分からないと言いつつ、背もたれに身体を預けて座っている姿を「このポーズとかおかしいじゃないですか」と自虐し、若林らの笑いを取っていた。
そんなMEGUMIがグラビアやバラエティで活躍していた当時、どんな様子だったのか。若かりし日のMEGUMIと仕事をした経験を持つベテラン編集者が語る。
「自分が担当していた雑誌の表紙に出演してもらった時のことですが、スタジオに入ってきた時点の歩き方からしてもう貫禄がありましたね。まだ20代中盤だったはずですが、まるで大女優のような雰囲気を身にまとっており、『これ、みなさんでどうぞ』とケーキを振る舞ったのです。雑誌の撮影現場ではスタッフ側が軽食やスイーツを用意することはあれど、まさか出演者からケーキを差し入れてくれるとは。しかもその態度に少しも嫌みがないのですから、その“重厚感”は内面からニジみ出てくるものだったのでしょう」
姉御肌に見えつつ、現場受けがとても良いことでも知られているMEGUMI。若林が指摘した「若いころから今と同じスタンス」という言葉に、業界関係者は誰しもが納得していたようだ。