【舞いあがれ!】画面分割とテロップは消えたけど…ラブコメ要素投入に賛否両論が勃発!

 今度は視聴者のほうが二つに割れてきたようだ。

 11月28日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第41回では、ヒロインの岩倉舞(福原遥)をはじめとする航空学校の学生たちが、帯広でのフライト訓練課程をスタート。教官との初顔合わせなどが描かれたなか、演出面での変化が見受けられたという。

 序盤では舞たちのAチームが食堂で朝食を摂っていると、噂好きの中澤学生(濱正悟)が、自衛隊出身の鬼教官がいると説明。「人呼んで帯広の雷様…サンダー大河内!」とドヤ顔を見せていた。この場面に前週との違いが表れていた。

「中澤のセリフに多くの視聴者が《テロップが来る!》と身構えたものの、舞が『大河内…』と復唱しただけで終わり、いささか拍子抜けすることに。前週の宮崎編であれば間違いなく、ここで画面に『サンダー大河内』というテロップがでかでかと表示されたのは確実でしたからね。それが今回はテロップだけではなく、宮崎編でおなじみだった“画面分割”の手法も影を潜めていたのです」(テレビ誌ライター)

 視聴者からは<変なテロップ出さなかっただけでもマシ><画面分割もなくした>といった声があがることに。今回は演出スタッフが前週から交代しており、その影響でテロップや画面分割といった奇をてらった手法が使われなくなったのだろうか。それとも前週の演出が視聴者の不興を買ったことによる方針変更なのかは不明ながら、観る側としてはオーソドックスな朝ドラが戻ってきたことに胸を撫でおろしていたことだろう。

中澤からの情報に目を見開く舞。顔の演技が強まったのは航空学校編の特徴だろう。トップ画像ともに©NHK

 その一方で脚本は、前週に物議をかもした嶋田うれ葉氏のまま。どうやら航空学校編では一貫して同じ脚本家で進めるのかもしれない。そのせいなのか今回、視聴者が危惧していた「ラブコメ」要素が一気に強まることに。そのラブコメ要素を巡って視聴者が二分し始めているというのである。

 帯広編で舞は、柏木学生(目黒蓮)と水島学生(佐野弘樹)との3人でチームを組むことに。サンダー大河内(吉川晃司)による初授業では、フライトに向けた手順を声に出して確認する「プロシージャー」で、舞や水島が手順を忘れてしまっていた。

 学生寮で舞は、水島と柏木が同居する部屋にお邪魔し、水島と一緒にプロシージャーの確認作業に勤しむことに。ところが女性からの電話を受けた水島が部屋の外に出てしまい、舞は柏木と部屋で二人きりになってしまった。

 すると他人には冷たいはずの柏木が、なぜか舞の確認作業を手伝うことに。プロシージャーを最後までやり遂げた舞が「私はまだちょっと不安で…」と弱気な姿を見せると、柏木は少し考えあぐねた表情を見せてから、「明日のフライト、俺は楽しみだけどな。だって飛ぶために来たんだろ?」と話しかけたのだった。

「ここまで恋愛要素とは無縁だった『舞いあがれ!』にて、いきなり舞と柏木のラブストーリーが動き出したかのような場面に、《ついに柏木のツンデレ発動か!》と身構えた視聴者も多かったようです。そんな“ラブコメ化”に反発する声があがるなか、一方では柏木が見せた戸惑い気味の表情に《キュンキュンする♡》といった声も続出。本作では柏木を演じる目黒がお目当ての女性ファンも多く、彼女たちはラブコメ化を歓迎しているようですね」(前出・テレビ誌ライター)

 その二分化はツイッターでも興味深い様相を呈している。反省会タグの「#舞いあがれ反省会」では、物語のテイストが変わってしまったことを嘆き、ラブコメ化を批判する声が大勢を占めている。それに対していわゆる本タグの「#舞いあがれ」では、柏木(目黒)が見せた繊細な表情の演技を評価する声が続出。同じ場面でも、観る側の立場によって評価がまったく異なっているのだ。

 今後、ラブコメ要素はさらに強まっていくのか。そして舞は柏木と恋仲になっていくのか。序盤からの視聴者にはラブコメに否定的な層が多く、どうせくっつくにしても幼馴染の梅津貴司(赤楚衛二)であってほしいとの声も根強いようだ。

 今回も、貴司が滞在中の福井県から舞に絵はがきを送った様子が映し出されていた。そんな貴司と柏木はいずれ、顔合わせすることになるのだろうか。視聴者も今のうちから身構えているのかもしれない。