時の人になったことは喜ばしいことだが、大ブレイクしたことで不安を抱くファンもいるようだ。
日向坂46の影山優佳と言えば、ABEMAのサッカーW杯中継に連日のように出演し、アイドル界随一のサッカー好きであることが日本中に知れ渡ることに。さらには日本代表のスタメンを言い当てたり、スペイン戦ではスコア予想を的中させるなど、一気に知名度と注目度を高めることとなった。
「W杯が始まってからはインスタグラムのフォロワー数が10万人以上も増加し、12月8日時点で44万人を突破。日向坂46の最新シングルでセンターを務める齊藤京子の39万人を抜いて、メンバー内でトップの数字となっています」(アイドル誌ライター)
影山が注目されたことにより、日向坂46の認知度も上昇。グループ外での個人的な活躍がしっかりとグループにも還元されているようだ。
そんな影山の奮闘をファンもさぞかし喜んでいるのでは…と思いきや、実際のところ、ファンの胸中は穏やかではないというのである。
影山は12月2日に更新したブログにて、12月17日・18日に行われる日向坂46恒例のクリスマスライブ「ひなくり2022」を欠席すると発表。その理由はサッカーと直接の関係はなく、幼いころから耳の感覚が鋭く、1年ほど前からはライブでも苦しさを感じるようになったと説明している。
「今回のライブ欠席は彼女の特質が原因であり、決してサッカーW杯での多忙によるものではありません。とはいえ、アイドル生命を脅かしかねない大ピンチとなると、ファンとしては連日のサッカー関連番組出演で『#影山寝ろ』というハッシュタグが生まれるほどの状況だったことも、何らかの影響を及ぼしていたのではと心配になるも無理はありません」(前出・アイドル誌ライター)
日向坂46では2期生の宮田愛萌が8月に、グループからの卒業を発表(※正式な卒業時期は未定)。その理由として宮田は体調面の不調をあげている。
それまでも宮田はライブで曲数を絞っており、ダンスの振り入れでは他のメンバーと同じように参加できないなど、歯がゆい思いを抱いていたと告白。「これ以上メンバーのみんなに迷惑をかけたくないというのが正直な気持ちです」と明かしていた。
「その宮田に続いて影山も、体調を理由にライブを休むと打ち明けたわけですから、ファンが心配するのも無理はありません。そもそも彼女は2018年から約2年間、大学受験のためにアイドル活動を休止。7月に放送された『セルフ Documentary of 日向坂46』(TBSチャンネル1)では、大学に合格したら日向坂46を辞めるつもりだったと衝撃告白していました。その大学受験すら、体調不良が原因で断念していたのです」(前出・アイドル誌ライター)
女優になりたいとの夢を持つ影山ゆえ、アイドルとしてのキャリアを積んだ後には女優を目指すはず。しかも今回のW杯で全国的な知名度を得たこともあり、大ブレイクした今なら卒業に向けて舵を切れるのではとファンが邪推するのも無理はないだろう。
影山自身はブログにて、「今はただただ自分を信じて、こんな自分を嫌いにならないで見捨てないで愛してあげることしかできません」と綴っていた。本人も葛藤しているなか、あまり考えすぎないでほしいと願うファンも少なくないようだ。
(石田安竹)