櫻坂46の見逃し配信がGYAO!終了で打ち切りに?「日向坂の二の舞か…」の声も

 動画配信サービスの「GYAO!」が3月31日に終了することが発表された。その知らせに慌てふためいているのが、櫻坂46のファンだという。

「というのもGYAO!では櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)を独占で見逃し配信していますからね。同番組はテレビ東京が受信できる関東広域圏でのみ視聴できるため、他地域のファンにとってGYAO!の見逃し配信が唯一の視聴手段。それがなくなってしまうのはファンにとって悲報でしかありません」(アイドル誌ライター)

 ほかの坂道グループを見ると、「乃木坂工事中」はグループの公式YouTubeチャンネル・乃木坂配信中で視聴可能。また「日向坂で会いましょう」はひかりTVにて見逃し配信されている。

 この3番組のうち、最もユーザーフレンドリーなのはYouTubeで無料視聴できる「乃木坂工事中」であることは明らか。そして2番目はネット環境だけあれば日本全国どこでも観られる「そこ曲がったら、櫻坂?」だった。これなら地方出身のメンバーでもあっても、家族が娘の活躍を見逃し配信で楽しめるからだ。

 それに対して「日向坂で会いましょう」ではひかりTVを見るために光回線の契約が必要となり、そのためだけに自宅のネット環境を光回線に替えるのは非現実的。しかも集合住宅では光回線を引けないケースも多く、泣く泣くあきらめていたおひさま(日向坂ファン)も少なくなかったのである。

「ところが今回のGYAO!終了により、『そこ曲がったら、櫻坂?』は見逃し配信そのものがなくなることに。おそらくは代わりの手段が用意されるはずですが、実際に発表されるまでのあいだはファンも心配が募るばかりです。それに加えて日向坂ファンからも《ひなあいも乃木坂工事中みたいにYouTubeで配信してほしい》との声が再燃しています」(前出・アイドル誌ライター)

4月以降、「そこ曲がったら、櫻坂?」は見逃し配信できるのだろうか。©テレビ東京

 実は日向坂ファンもかつて、現在の櫻坂ファンと同じような想いを抱いたことがあった。「日向坂で会いましょう」はひかりTVに加えてdTVチャンネルでも配信されていたが、同サービスは昨年3月末で終了。それにより光回線を持たないおひさまは「ひなあい」を見逃し配信する手段を失っていたのである。

 それゆえ今回の「GYAO!」終了は、日向坂ファンが昨年に味わった悲哀の二の舞とも言える。しかも櫻坂46は旧・欅坂46であり、日向坂46は旧・けやき坂46と根っこは同じ。それゆえ両グループを共に推しているファンにとっては、2年連続での「見逃し配信終了」という悲劇になっているわけだ。

 ファンとしてはYouTubeでの無料配信が最も好ましいのは明らか。とはいえ番組側や運営側に大人の事情があるのも致し方ないところだ。せめて日本全国どこでも、誰でも簡単に契約できる配信サービスにしてほしい。そんな願いが坂道グループのファンからはあがっていることだろう。