似合っていれば、それもアリなのかもしれない。
日本テレビで入社3年目の忽滑谷こころアナ(ぬかりや・こころ)が、大胆な野望を露わにした。1月19日の夜に「アナウンサーが急に金髪にしたらやっぱり怒られるのかな怒られるよな」とツイートしたもの。
忽滑谷アナは大学でラクロスに打ち込み、当時は真っ黒に日焼けしていたことから「煮卵」とのあだ名で呼ばれていたスポーティーなタイプ。母親も同じ聖心女子大学のラクロス部出身で、昨年夏には母娘でサーフィンにチャレンジしたという。
その海焼けのせいなのか、忽滑谷アナは清楚さが求められがちな女子アナには珍しく、色黒かつ茶髪がトレードマーク。今回のツイートでも「茶色はいいけど金はだめか〜」と綴っており、とりあえず現在の茶髪は局内でも受け入れられているようだ。
今回のつぶやきにはファンから<スーパー忽滑谷になりました!という言い訳しか思いつきません>と、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人にたとえたリプも。ほかにも<こころさんなら似合うと思う><新時代ですよ>などと、金髪に期待する声は小さくないようだ。
「ツイートでは『生まれつき金髪や赤毛の人がアナウンサーになったらどうするんだろう』との疑問を呈し、『多様性ってなんだ…』と締めくくっていた忽滑谷アナ。日テレにはかつて日仏ハーフの葉山エレーヌアナがいたほか、現役ではTBSの宇賀神メグアナが日米ハーフ。彼女たちはもしかしたら地毛が金髪の可能性もあります。そして忽滑谷アナ自身も地毛が茶髪寄りのようですし、時代の要請もあって多様性を意識するのも当然でしょう」(テレビ誌ライター)
日本テレビは「民放のNHK」と呼ばれるお堅い社風で知られており、女子アナが金髪に染めるなどもってのほかという印象が強い。だが一方ではラグビーやアメフトなど海外スポーツの放送権も多数保有しており、金髪はもちろんタトゥーが当たり前である文化の伝い手という一面も持っている。
しかも意外なことにサーフィン専門のYouTubeチャンネル「サーフガールch」も運営しており、笹崎里菜アナがサーフィンに挑戦していたことも。サーフィンと言えば忽滑谷アナも海焼けしていたように、金髪が当たり前の競技だ。
「残念ながら『サーフガールch』の更新は1年前にストップしていますが、来年のパリ五輪ではフランス領のタヒチでサーフィン競技を開催。再びチャンネルが動き出す可能性もありそうです。しかも日本勢は東京五輪で五十嵐カノア選手が銀メダル、都筑有夢路選手が銅メダルを獲得するなど、有力競技の一つ。これを機に忽滑谷アナも金髪になって、タヒチから五輪のサーフィンを実況してくれたら面白そうですね」(前出・テレビ誌ライター)
時代は変わりゆくもの。いずれはテレビで金髪の女子アナを見ることが、なんら珍しいことではなくなっているのかもしれない。