ファン注目の映画版は広島が舞台に! 昨年1月期に月9ドラマとして放送された「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)において、今秋に公開される映画版の内容が“広島編”になることが、1月24日に明かされた。
発表に合わせて原作マンガの著書である田村由美氏による描きおろしイラストも公開。イラストの中心では広島編のヒロイン的な存在である女子高生・狩集汐路がピースサインでほほ笑んでおり、「また整に会える!汐路たちにも会える!めっちゃ楽しみです!!」とのメッセージが添えられている。
「ドラマ版では原作マンガのエピソードを再現しつつ、第2~4巻で描かれた広島編がスキップされていたことから、映画版は広島が舞台になるとの予想が盛り上がっていました。その予想はズバリと当たり、今度は誰が汐路を演じるのかに興味が移ることに。それと同時に原作ファンからは、懸念の声も寄せられているのです」(原作ファンの女性誌ライター)
汐路はショートカットが可愛らしい利発な女子高生。SNS上では山田杏奈や杉咲花、はたまた平手友梨奈といったキャスト予想が飛び交っている。映画版で汐路の髪形を原作マンガに合わせるとは限らないものの、演者さえよければ映画のためにショートカットにすることは可能であり、髪の長い女優が起用される可能性も否定できないだろう。
広島編では汐路のほかにも登場人物が多く、誰が出演するのかは興味が高まるところ。その一方で原作ファンのあいだからは、汐路とは別の女性キャストを巡って、心配の声が広まっているのである。
「それは女性警察官の風呂光聖子(伊藤沙莉)がどう扱われるかです。原作での風呂光は脇役的存在で、そもそも警視庁の所属ですから広島編にはまったく登場しません。ところがドラマ版では風呂光が主人公の久能整(菅田将暉)に恋心を抱くという、独自の恋バナ要素を投入。原作ファンからは『余計なことをするな!』と大ブーイングが巻き起こっていたものです」(前出・女性誌ライター)
ドラマ版の流儀を踏襲するのであれば、広島編にも風呂光が登場し、汐路の婚約者役を演じる整に嫉妬する展開もありえそう。それは「ミスなか」を愛するファンにとっては余計な雑音でしかなく、正直なところ「誰も求めていない」要素にすぎないはずだ。
そのブーイングはいまのところ、風呂光を演じる伊藤にまでブツけられることはないものの、伊藤としても歓迎されざる役を演じるのは考えどころ。制作陣がそのブーイングを防ぐかどうかも気になるところだが、映画版には風呂光がさほど関わってこないとの観測もあるという。
「ドラマ版で風呂光に恋バナ要素を付け足したのは、そもそも原作に色恋の要素がないからでしょう。ライカ(門脇麦)という謎の女性は大きな役割を担っていましたが、主人公・整との恋愛要素は皆無で、ドラマ的なヒロインとは異なる存在。そのためあえて風呂光をフィーチャーしていたものと思われます。それに対して広島編では汐路が明確なヒロインであり、わざわざ風呂光を持ち出す必要がないのです」(前出・女性誌ライター)
とはいえ油断は禁物。キャスト発表で風呂光の登場が明かされるのであれば、伊藤に対してブーイングしなくても済む程度の出番に留めていただきたいものだ。