決して彼女だけがそうだったわけではないようだ。
3月8日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)にて、元モーニング娘。の保田圭が現役アイドル時代の悲しいエピソードを披露した。
保田はモー娘。のコンサート前にグッズ売り場を見に行ったところ、自分のソログッズだけが売り切れてたという。「私けっこう人気あるじゃん」と嬉しい気分になり、スタッフに報告したところ「もともと売れないので、量を少なく作ってる」と明かされたとの思い出を披露していた。
その保田はモー娘。の在籍時、人気のなさでいじられることも多かったキャラ。MVでも出番が少ないことから、カラオケでモー娘。の楽曲を1フレーズずつ歌い、保田のパートが当たったら一気飲みをする「保田圭ゲーム」が流行っていたことも明かしていた。
「当時はネット掲示板の2ちゃんねるにモー娘。の専用板があり、『保田圭でイケる人大集合!』といったネタ系のスレッドもあったほど。たしかにグッズはあまり売れなかったかもしれませんが、イジられキャラとして話題に上ることは多く、ファンからの認知度は高かったのです。現在はインスタグラムに6万人のフォロワーがおり、息の長いタレントとして活躍しています」(アイドル誌ライター)
そんな保田が明かしたソログッズでの悲しいエピソードだが、実際のところ同じような現象は、様々なアイドルグループで普通にあることだという。
人数の多いグループだと、メンバーによって人気に差が出るのは無理のないこと。しかも人気メンバーなら売れ残りが出ても通販や再販で売りさばける可能性もあるが、不人気メンバーのグッズは不良在庫になることは確実だ。それゆえグッズ売り場がオープンした時点で、不人気メンバーのソログッズは「在庫僅少」になっていることも珍しくないという。
「Tシャツなど複数のサイズがある商品の場合、さらにあからさまな人気差が露呈することもあります。アイドルヲタには大柄な男性が多いのでXLが良く売れる一方で、女性ファンの多いメンバーではSサイズも豊富に用意するもの。しかし不人気メンバーの場合、XLはそこそこ売れてもSサイズはまったく売れないといったケースがあり、最初からSサイズを作らないこともあるのです。そのためグッズ売り場が開いた時点で『Sサイズ 売り切れ』となっていることも珍しくありません」(前出・アイドル誌ライター)
女性ファンがやたらとダボッとしたグッズTシャツを着ていたら、不人気メンバーのファンという可能性もありそうだ。