ラフ×ラフが1周年記念ライブを開催、過去から未来へと突き進む姿勢でファンを魅了!

ラフ×ラフ

 8人組アイドルグループの「ラフ×ラフ」が3月9日、東京・GARDEN 新木場FACTORYにて、4thワンマンライブ「1st Anniversary LIVE 〜わたしアイドルになりたい〜」を開催した。

 昨年の同じ日に池袋サンシャインシティ噴水広場でデビューイベントを行ってからちょうど1年のこの日、ラフ×ラフの新たな1ページを刻むステージで愛するファンへ感謝を届け、さらなる飛躍を確信させた。

「気合い入ってるか〜?」というメンバーらの呼びかけに“ラフり隊”(ファンの愛称)が応じ、ライブはスタート。1周年という記念すべきステージの幕開けに会場のボルテージが高まる。

1周年ライブは「ラズベリーサイダー」で幕を開けた

 1曲目は昨年11月にリリースした「ラズベリーサイダー」。数あるレパートリーのなかでもとくに“可愛い”と評されるキュートな楽曲で、メンバーはボリューム感のあるスカートや可愛らしいリボンを身につけ、キラキラしたアイドル像を見せつけてくれた。

 2曲目はポップなビートで聴く者をハッピーな気分にさせてくれる「laughing!」。小気味よい掛け声で「All is well! Try to smile!」とリフレインし、メンバーの笑顔と元気さあふれるパフォーマンスが加われば、自然と笑みがこぼれるというものだ。この日は晴天ながら夜はキンと冷え込んでいたが、会場のなかはすっかり熱気で温まっていた。

衣装が可愛らしい

「laughing!」で会場はハッピーオーラに包まれた

 3曲目の「君がNo.1」は、グループ随一のおばかキャラである夏目涼風をフィーチャーした楽曲。イントロが流れると夏目が「みんなも一緒に考えて、盛り上がってくれますかー!?」と客席を煽る。

 曲中ではステージのスクリーンに「蒲公英」の読み方や「congratulations!」の意味を問うクイズが出題。中学生レベルの内容に高校を卒業したばかりの夏目が苦戦するなか、一問目は佐々木楓菜が、二問目は高梨結が見事に正解し、頭の回転が速いところを見せつけてくれた。

佐々木楓菜が「蒲公英」を完全攻略!

おばかキャラらしくぐいぐい迫る夏目涼風

「一年の節目だから変えるかもしれない」と、いつも以上に気合いを込めた挨拶で始まったMC。自己紹介では佐々木、夏目、永松波留、藤崎未来の4人がこの3月に高校を卒業したことを報告し、ファンからは大歓声だ。

 なかでも髪色を明るくし、大胆にイメージチェンジした藤崎はメンバーやファンから「可愛い」と大絶賛を受けていた。

高校を卒業した永松波留や佐々木に歓声があがる

 続く4曲目には、1周年の特別バージョンにアレンジされたサマーチューンの「サバ★サマ!〜1周年オカゲ★サマ」を披露。「サバ★サマ」という歌詞を「オカゲ★サマ」と変えているのがポイントで、1周年ライブにふさわしい特別なパフォーマンスとなっていた。

「サバ★サマ」でジャンプ一閃!

 ここでスクリーンには、デビューしてから一年の軌跡を振り返ったVTRを投影。昨年3月のデビューイベントや、雨に降られつつも万感の屋外ステージに挑んだ8月のTIF2023など、短くも長かった1年が振り返られた。

 そして2月にはメンバーが一人、活動を辞退し、人数が減るという一大トピックも。その悲しみを乗り越えるべく5曲目に披露したのは自己紹介ソングでもある「9revenge」だ。デビューイベントで着用していた黒系の衣装に身を包み、初心に立ち返りながらメンバー8人とラフり隊で9つの力を合わせ、2周年も突き進んでいくという強い意志を示したのではないだろうか。

「9revenge」では高梨唯が笑顔で魅了

「いつか小さな花が咲く」という歌詞にメンバーの想いがこもる

 笑顔あふれる曲から一転して、6曲目の「ちょっと闇落ち」は、クールな曲調で現代の世相に鋭く切り込んだメッセージ性も感じさせるナンバー。メンバーが見せるクールな表情は前曲とは打って変わり、そのギャップがまたファンの心を掴んで離さない。

 そして7曲目には、プロデューサーの佐久間宣行氏をフィーチャーしたMVも話題を呼んだ1stシングルの「100億点」を投下。初披露時から難易度が高すぎるとの驚きを呼んだ複雑なフォーメンションはさらに完成度を増し、1年間の成長を感じられるステージがファンの視線を釘付けにする。

「ちょっと闇落ち」ではクールな表情で魅せる

独特な腕の振り付けは、デビュー曲の「100億点」だ

 初披露からちょうど1年とあって、ファンのコールもすっかりお手の物。サビの「100億点、100億点♪」に合わせてファンが「Hey!」と絶叫する掛け声も、一段と大きく感じられたのではないだろうか。

藤﨑未来が大人っぽい表情で魅せる

花道を効果的に使ったダイナミックなステージだ

ファンは武道館で佐久間氏が「100億点」を踊る日を待ち望んでいる

 ここで再びVTRタイムとなり、ラフ×ラフ公式YouTubeの年間ハイライトを特集。各メンバーにキャッチコピーが付けられ、齋藤有紗の「お笑い大好きリーダー」をはじめ、佐々木の「痛覚ぶっ飛び 癒し系」、高梨の「激辛女王」、永松の「泣き虫歌姫」、夏目の「愛されおバカ」、日比野芽奈の「ラフラフ可愛い担当」、藤崎の「ヒステリック藤崎」、そして吉村萌南は「もう中系いじられキャラ」というキャッチコピーが紹介され、観客からの声援が飛んでいた。

 VTR明けには高校を卒業した佐々木、永松、夏目、藤崎がいかにもJKらしい制服姿で登場。藤崎の“ヒステリック”な雰囲気とメンバーカラーがブルーであることにちなみ、Hysteric Blueの大ヒット曲「春~spring~」をカバーしてみせた。

 ラフ×ラフにはないタイプのメロディは新鮮で、ラフり隊にも新鮮な選曲だと好意的に受け止められていたようだ。

永松、夏目、佐々木、藤崎の高3トリオが躍動!

まるで女子高の一場面を見ているかのようだ

リアルJKだからこそのパフォーマンスが観る者を魅了した

 続いてはラフ×ラフの“お姉さん組”である齋藤、高梨、日比野、吉村がステージに登場。「私たちは何を歌えるのかな」「春っぽい曲かな」とワクワクする3人を制し、このコーナーを仕切ったのは日比野。お題に対して誰が一番“ぶりっ子”で答えられるかを競う「ぶりっPPON GRAND PRIX」を開催だ。

 どこかで聞いたことのあるようなタイトル、そして画面には本家さながらのCGで出題や獲得点数が表示されるなど、そのクオリティに驚きつつもお題に挑戦する3人。1問目は「『お花を摘んできます』みたいにトイレに行くことをぶりっ子で言ってください」というもので、吉村は「森のクマさんになってきます♪」と可愛さ満点に回答し、見事一本を獲得してみせる。

「ぶりっPPONグランプリ」ではなぜか日比野芽奈が松本人志のポジションに

 2問目の「写真でぶりっ子」では齋藤が難なく一本を獲得し、3問目「大人気アニメ『ぶりキュア』その必殺技とは?」では、高梨が「いちごみるく〜ププププププ〜ドンっ!」と少し恥じらいながら回答しては、念願の一本を獲得した。

 最終的に最も多く一本を獲得し、初代ぶりっPPONチャンピオンに選ばれたのは齋藤。「生まれた時からチャンピオンになりたかった」とのコメントで会場の笑いを誘う。惜しくも敗北した高梨と吉村は罰ゲームとしてビリビリペンに挑戦したが、まったく痛がる素振りを見せない高梨には会場からはどよめきの声があがった。

 日比野はチェアマンとして判定を担当していたが、最終問題では自身もお題に挑戦。「どんな寝ぼすけも一発で起きる目覚ましボイスをお願いします」というお題に、「おはにゃ〜、芽奈のこと相手してくれなかったら食べちゃうにゃ〜」と渾身のぶりっ子ぶりを発揮するも、判定は「NOT・ぶりっPPON」。ビリビリペンの罰ゲームを受けることとなった。

ビリビリペンの洗礼を受けた日比野。体の前で落下中のペンがお分かりだろうか

 MC明けの8曲目には「恋って線香花火みたい〜ニセ取材に本気で答えた恋の歌〜」を歌唱。今回の1周年に向け、グループのSHOWROOMリレー配信で同曲のコールが決定し、3月5日には公式Xに新コールをファンに伝授する動画も公開されていた。

「恋って線香花火みたい」で吉村萌南がファンに大アピールだ

リーダー齋藤有紗がJK二人を従えて可愛いアピール

 ファンもしっかりコールを覚えてきた様子で、各メンバーの呼びかけにも着実にレスポンス。曲中で吉村が「お姫様抱っこしてほしい」と呼びかけると、客席は「わっしょい!」と大きな声で応えていた。

 

おどけた表情もラフ×ラフらしさのひとつだ

美しいフォーメーションは練習の賜物だろう

 続けてスクリーンでは、デビューからここまでに配信されたMVを振り返るVTRを上映。その流れで9曲目には、3月1日にMVが解禁されたばかりの最新曲「クライアント」をドロップだ。

 株式会社明治とのタイアップ曲で、メンバーはスクリーンに映し出されるMVとシンクロ。公式YouTubeでも言及されていたチョコレート色の新衣装に身を包み、働く人の悩みを代弁するキャッチーなパフォーマンスで会場を盛り上げた。

制服風の新衣装で「クライアント」を熱唱

花道のおかげでファンとの距離も近かった

「オールナイト」のロゴが、オールナイトフジコにそっくり!?

 披露後のトークではMV内でメンバーが身につけていた被り物が話題に。夏目は「一番PCになりたかったの! 家に持って帰りたいなってずっと思ってて。みんなもよかったら使って」と、PCの被り物への愛を語った。

 日比野はラーメンの被り物を着用しており、彼女のもとに届いた絵コンテには「ラーメン好き」「ラーメンネキ」と小さく書いてあったとか。「(私のこと)すごい知ってくれてる!」との喜びを滲ませた。

ダッシュの先に待っているのはクライアントなのか

ユニークなフォーメーションも見どころの「クライアント」

「クライアント」のMVはすでに19万再生を突破している

 気がつけばすでにライブ開始から1時間半が過ぎ、本編も最終盤に。大切な1日を締めくくる曲として選ばれたのは1年前のデビューライブでも披露された「ワタシイロ光る」だ。悩んだり苦しんだりして涙を見せていたレコーディングから1年。とびっきりの笑顔と抜群の歌唱力で原点回帰となる一曲を歌い上げてみせ、「2年目もついてきてね」というメンバーたちからのお願いにファンは温かく応えていた。

 5分間にも及んだラフり隊からの熱いアンコールに応え、1周年の記念Tシャツを着用しステージに再登場したメンバーたち。客席の後方では同じTシャツを身に着けた女性ファン二人組がぴょんぴょんと飛び跳ねながら大興奮だ。

 そのTシャツには齋藤の字で大きく「ありさっさー!!」と書いてあり、彼女曰く「最初、個人のTシャツだと思っていた」という。他にも1周年を記念したマフラータオルやアクリルスタンド、ミニのぼりを紹介し、会場のファンもグッズを手に大喜び。ここで早くも会場のファンと記念撮影。メインステージVer.と花道Ver.の2パターンが撮影され、ライブ後にはさっそくグループの公式Xで画像が披露されていた。

記念撮影はメインステージと花道の二カ所で撮影された

 ここからはアンコールステージ。日比野が「聴いてください。青春高校3年C組アイドル部で『君のことをまだ何も知らない』」と曲振りすると、会場からは「おっ!?」と驚きの声に続いて「ウォー!」という絶叫が。ライブ前に公開されたYouTubeでは「サプライズで曲をカバーする」と話しており、ファンはYouTubeのコメント欄やSNSで曲名を予想。メンバーたちはそれを見るのが楽しかったという。

 青春高校3年C組アイドル部は、ラフ×ラフ以前に齋藤と日比野が在籍していたグループ。学園バラエティ番組「青春高校3年C組」(テレビ東京系)の終了と共にグループも解散となり、斎藤らがアイドルを続けたいと番組プロデューサーの佐久間氏に直訴したことが、ラフ×ラフ結成のきっかけになったことはファンにはおなじみのエピソードだ。

 後半のDメロ終わりでは日比野が「卒業までに伝わればいいな」とささやくように唄うと、ファンからは「好きだーっ」とのコールが炸裂! 青春高校当時から推し続けているファンの熱意が一気にブレイクした瞬間だった。歌唱後に日比野が「『好きだ』って言われたとき、涙出そうになっちゃった」とその場面を振り返っていたのも納得だろう。

「君のことをまだ何も知らない」で、ファンによる「好きだ!」の絶叫に、斎藤と日比野も感慨深げ

4年前の曲がラフ×ラフの手でダイナミックによみがえった

 

 続けて日比野は「ラフ×ラフみんなでカバーできたのは光栄だし、本当に嬉しい。ファンのみんなが知ってるか不安だったけど、温かくてよかった」と率直な思いを口に。そんな日比野に他のメンバーからも「いつもはありがたいことに横並びで踊っているけどやっぱり二人はかっこいい」「本家様に教えていただけるなんて」と声をかけられ、齋藤と一緒に照れる姿には、客席からは大きな拍手が巻き起こっていた。

 ここでメンバーからサプライズ発表が。今回の「ラフ×ラフ 1st Anniversary LIVE」が配信されることと、新曲「クライアント」のリリースイベント開催が告知された。ライブ配信は楽天TVにて3月16日20時〜、見逃し配信は3月31日23:59まで視聴可能。リリースイベントの詳細は後日発表される。

今回のライブが楽天TVで配信されるとサプライズ発表

 告知後にはあらためて、メンバーが今回のライブを振り返って一人ずつ感想をコメント。

 佐々木は「全力でやってきて辛いことも楽しいこともたくさんあったけど、今こうやってみんなと3月9日を一緒に過ごせていることで、やってきたことがすべて無駄じゃなかったんだなって思います。今日のライブがあっという間なのは、メンバーをはじめスタッフや演出の皆さんとたくさん準備をして全力で楽しめる心を持てたから。本当にありがとうございます」と心からの感謝を伝えた。

 永松は「18年間しか生きてないけれど、その中では一番じゃないかってくらい笑ったり泣いたりしました。この1年間で少しはラフ×ラフも私も成長できたかなと思っています。もちろんここの場所だけでは満足していないので、これからもずっとみんなと一緒にどんどん大きなステージに向かっていけたら」と涙ながらに話した。

 最後に吉村による「夢を一緒に叶えてくれるメンバー、そしてラフり隊のみんなに向けて歌いたい」との呼びかけをきっかけに、アンコール2曲目の「Re:myself〜私、アイドルになりたいver.〜」を披露。曲中では「2年目はさらに大きな花を咲かせる」「かけがえのないアイドルになりたい」との決意を口にしたのが印象的だった。

「Re:myself」を想いを込めて歌いあげた

ライブの手応えに笑顔と涙を見せるメンバーたち

 これでライブも終了かと思いきや、客席には鳴り止まない二度目のアンコールが響き渡る。するとメンバーたちが、生写真にも起用されているオレンジ色のツナギ(囚人服?)を着用しての再々登場だ。

 そうなると披露するのはもちろん、ラフ×ラフの面白さを存分に表現した代表曲の「考える時間をください」に決まっている。曲中の大喜利では「政権をとったラフリ党のマニフェストとは?」というお題に、吉村が「ラフラフと24時間監禁」とまさかの恐怖回答。夏目は「マニフェストってわかんない〜!」とおばからしさを発揮しつつ、「みんな2年目も一緒にいようね」と可愛らしく約束した。

オレンジ色のツナギときたら「考える時間をください」の時間だ

夏目は「マニフェスト」の意味が分からなくてもへっちゃら!

 3番目に指名された高梨は「水曜日は国民の休日にして、みんなで佐久間さんのオールナイトニッポンを聴こう!」と明るく呼びかけ。水曜日が休みというネタはおそらく、最新曲「クライアント」の歌詞「やっぱりリアルに欲しいのは水曜休み♪」という箇所に掛けているはず。こんなところにも高梨のクレバーさが光る。

 2問目の「待ち合わせに遅刻してお咎めなし。どんな言い訳をした?」というお題では、佐々木が「どうしてもめざましじゃんけんに勝ちたかったんですけどあいこが続いちゃって。じゃんけんホイっ! あいこでしょ! あいこでしょ!」と、ファンとのじゃんけんを開始。「それで乗り切ろうとしてない?」とメンバーたちから突っ込まれる姿は実にラフ×ラフらしく、笑いがあふれるステージでライブを締めくくってみせた。

コミカルなステージングもラフ×ラフらしさのひとつ

 歌唱後はメンバー全員で手を繋ぎ、肉声で「ありがとうございました!」とファンに呼びかけ。新木場Factoryの最後尾にまで響き渡ったその声は、2年目もラフ×ラフがファンのことを楽しませてくれるであろうことを確信させてくれた。

(取材:須田真輝絵)

最後は肉声で感謝の気持ちを伝えた

【セットリスト】
・VTR1 overture
M01. ラズベリーサイダー
M02. laughing!
M03. 君がNo.1
・MC
M04. サバ☆サマ!~1周年オカゲ☆サマVer.~
・VTR2 活動振り返りハイライト
M05. 9revenge
M06. ちょっと闇落ち
M07. 100億点
・VTR3 YouTube 年間ハイライト
・MC
・企画1 春~spring~(Hysteric Blue)(佐々木/永松/夏目/藤崎)
・MC
・企画2 春の選抜ぶりっ子じゃんけん(齋藤/高梨/日比野/吉村)
・MC
M08. 恋って線香花火みたい~ニセ取材に本気で答えた恋の歌~
・VTR4 MVダイジェスト
M09. クライアント
・MC
M10. ワタシイロ光る
・MC
EN1. 君のことをまだ何も知らない(青春高校3年C組アイドル部)
・MC
EN2. Re:myself ~私、アイドルになりたい ver.~
EN3. 考える時間をください