南野陽子、アイドル時代にカーテンを身にまとっていた意外な理由とは

 80年代にソロアイドルとして絶大な人気を誇った南野陽子が、当時の思い出を披露した。5月17日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)にて、アイドル時代のエピソードを振り返ったもの。

 南野はこの日「80年代アイドル四天王の1人」として登場。当時はシングルが8作連続でオリコン1位に輝き、ドラマ「スケバン刑事Ⅱ」の決めゼリフ「おまんら許さんぜよ」が流行り言葉にもなるほどの高い人気を誇っていた。

「そんな南野はまさかの金髪で登場。これは5月23日に放送されるドラマ『ネメシス』第7話で演じる役柄に合わせたものです。その容姿だけを見れば53歳の妙に迫力のある女優といったところですが、番組で紹介されたアイドル時代の映像では、現代でもトップアイドル間違いなしと断言できる輝くばかりの美少女ぶりを発揮。若い視聴者はその可愛らしさに衝撃を受けたに違いありません」(アイドル誌ライター)

アイドル時代の南野陽子はその美貌で日本中の男子を虜にしていた。

 番組ではアイドル南野陽子の特徴として、それまでのアイドルが着用していたぶりぶりの可愛らしい衣装とは一線を画したロングスカートの上品なお嬢様系衣装を紹介。本人は「キャピキャピした感じが苦手だった」と説明していたが、その衣装に関して驚きのエピソードが明かされたという。

「番組では『ナンノ衣装に隠された秘密とは?』というクイズが出題され、その答えは南野が自作していたというもの。スタジオに登場した衣装はハワイで買ったムームーをアレンジしたものだそうで、6thシングル『楽園のDoor』からは自分で衣装をデザインしていたと明かしていました。しかも1988年10月発売の13thシングル『秋からも、そばにいて』では、自宅にあったカーテンを切り取ってスカート部に張り付けたと説明していたのです」(前出・アイドル誌ライター)

 南野は「最初はソファーの柄がいいなと思って、切ろうとしたんですけど」との仰天エピソードも披露。これはさすがに「それはやめて」と家族から止められたと振り返っていた。

「80年代当時はアイドルが衣装を自作するのはもちろん、衣装についてアイデアを出すこと自体が異例中の異例でした。当時のアイドルはほぼ全員が大手芸能事務所に所属しており、事務所の指示に全面的に従うのが当たり前だったもの。しかし南野には自分の考えを貫き通す強い意志があり、当時はそれが災いして《わがまま》《身勝手》との悪評も付きまとっていました。そんな南野が正しかったことはアイドル後にも女優として輝き続けていることが証明しています」(前出・アイドル誌ライター)

 当時のアイドルはファンと握手することなど有りえなかったもの。そんな時代の生き字引的な存在として、これからも活躍し続けていってほしいものだ。