まさかこんな展開が待っていたとは!? 5月23日に放送されたドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)において、探偵事務所の助手こと美神アンナ(広瀬すず)の秘密が明かされ、視聴者を驚かせている。
本作にてアンナは父親とともにインドで育ち、単身で帰国。その父親は行方不明となっており、身を寄せた探偵事務所にて父親捜しを続けていた。その父親との関係が、今回の第7話にて明かされたのである。
「第7話の終盤にはアンナが遺伝子操作で作られた“世界初のゲノム編集ベビー”であることが明かされることに。しかも一緒に暮らしていた始(仲村トオル)は実の父親ではないようで、立花アンナという名前で呼ばれる場面もありました。どうやら作中で名前だけが明かされている立花教授なる人物と何らかの関係があるようです」(テレビ誌ライター)
本ドラマの入江悠監督は放送終了後、「やっと言える。この2年半ほどずっとゲノム編集と遺伝子工学などについて調べてきたということを」とツイート。「次週8話から最終話まで最先端の科学と倫理の問題へ突入していきます」と、今後の展開についてのヒントを明かしていた。
このように、なだれ込むように解決に向けて動き出した「ネメシス」。作中で触れられてきた<20年間の事件>や<菅研>についても明かされていくはずだが、その状況で次週の第8話が試練の回になるというのである。
「起承転結の“転”となった今回の第7話ですが、視聴率は7.4%に下落。第1話から右肩下がりで数字を落としており、シリーズ最低視聴率を更新してしまいました。ここで物語が大きく舵を切ったことから視聴者も新たな興味を抱いていそうですが、これで第8話の視聴率が上向かなかったら、『ネメシス』が提示する“最先端の科学と倫理の問題”が世間には響かないことを証明する形になりかねません。ただでさえ探偵もののドタバタコメディかと思われていた話が急にシリアスさを増しており、困惑する視聴者が続出。おそらくは方向転換ではなく、最初からこういう流れだったと思われますが、その狙いが視聴者にハマっているかどうかは次回で明らかになりそうです」(前出・テレビ誌ライター)
果たして美神アンナ出生の秘密にどれだけの視聴者が惹きつけられるのか。次週第8話がシリーズ全体の成否を決める試金石となってきそうだ。