「恋はDeepに」で、石原さとみが“人魚ではない根拠”が映っていた!?

 やっぱり石原さとみは人魚だったのか? 5月26日に第7話が放送されたドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ系)のラストシーンに驚きの声が集まっている。

 かねてから、石原さとみの演じる海洋学者・渚海音が人魚であるという疑念をぷんぷんと匂わせてきた「恋ぷに」。これまでは状況証拠ばかりが積み上げられてきたが、今回の第7話ではいよいよ海音の正体が姿を現しはじめたというのだ。

「ラストシーンでは海音が、かねがね故郷だと語っていた星ヶ浜海岸の海に入っていこうとするも、足が止まってしまうことに。そこに駆け付けた倫太郎(綾野剛)が海音を抱きとめると、彼女はそこで意識を失ってしまいました。すると横たわる海音の足先が波に洗われ、透き通ったように見た目が変わったほか、ピンク色の花びらのようなものが剥がれ落ちていくではないですか。それがウロコのようにも見えたのです(テレビ誌ライター)

 ドラマの公式サイトでも、5月25日に公開されたトピックスには「遂に明かされる、海音の正体」との記載があり、やはり人魚であることが示されたように思える。その一方で、この第7話では海音が人魚ではない理由も提示されていたというのだ。

遊園地を楽しんでいた海音と倫太郎。これも彼女が人魚ではない理由の一つか?ドラマ「恋はDeepに」公式インスタグラム(@deep_ntv)より。

 倫太郎と一緒に星ヶ浜しおさい博物館を訪れた海音は、「星ヶ浜伝説〜人魚の別れ〜」という展示を発見。そこには1863年(文久3年)に網元の木村治郎兵衛が「星ヶ浜には人魚がいる」との日記を書き残していたと紹介されており、説明文には「地上で恋をした人魚も、最後には海へと帰らなければならなかった」と書かれていた。

 この説明文にショックを受けた海音が自ら海に帰ろうとしたわけだが、実はこの場面にて見逃せない記述が映し出されていたのである。

「人魚伝説の説明文には続きがあり、『星ヶ浜寺の記録に木村治郎兵衛が文久元年にオランダ人の妻と祝言をあげ、その年のうちに離縁したことが記されている』と書かれています。つまり人魚伝説とは、外国人女性と結婚するもすぐに離縁してしまった治郎兵衛の経験が、形を変えて伝わったものだというのです。わざわざそんな記述を見せたということは、海音が実は外国人だったという謎解きなのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 たしか海音は、人魚とは思えないほどに人間の言葉や文化に慣れているのがいかにも不自然だ。「私には時間がない」と言い続けている点も、日本に滞在できる期限が迫っていると考えれば合点がいくはず。果たして彼女は人魚なのか、それとも外国人なのか。残り2話でどうやってこのストーリーを完結させるのか、目が離せなくなった視聴者も多いのではないだろうか。