「恋ぷに」で“石原さとみ=人魚”と公式が言いだした理由とは!?

 それって最後まで秘密にしておくはずじゃなかったの? ドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ系)の次回予告に視聴者からの驚きの声が高まっているという。

 同作の公式サイトでは6月2日に放送される第8話の予告ムービーを掲載。その冒頭でいきなり、画面に「人魚と人間の禁じられた恋」とのテロップが大写しになっていた。しかも同日の新聞テレビ欄には「別れを決意した人魚と人間の恋の行方は!?」とすら書かれており、もはやヒロイン渚海音(石原さとみ)の正体が人魚であることを、制作側が隠そうとすらしていないのである。

「5月26日放送の第7話では、ラストシーンで海音の足からウロコのようなものが剥がれ落ち、これが人魚の証拠ではと考察好きの視聴者が盛り上がっていました。ところが当の公式が『海音=人魚』と認定してしまったのですから、《もう考察する必要ないじゃん》とテンションはダダ下がり。なぜ、あと2話に迫った最終回まで人魚かどうかの謎を持ち越さないのか、理解に苦しみます」(テレビ誌ライター)

 そんななか、予告ムービーでは海音の同僚である藍花(今田美桜)が「海音さんが何者でもいいんだよね」と語りかけるなど、物語はすでに「海音=人魚」を前提に進みだしているようだ。

今田美桜の可愛らしさも本作には欠かせない魅力の一つ。ドラマ「恋はDeepに」公式インスタグラム(@deep_ntv)より。

「どうやら制作側には、海音の正体を引っ張り過ぎたとの反省があるのかもしれません。この『恋ぷに』がスタートした時には韓流ドラマ『青い海の伝説』を引き合いに出す声も多かったのですが、そちらは最初からヒロインが人魚であることを明かしたうえで物語が進行し、それでも内容が感動的だと人気を呼んでいました。一方で『恋ぷに』は“ヒロイン実は人魚説”を匂わせる展開が《令和最大のとんでもドラマ》との悪評を呼ぶことに。そのせいか視聴率も思わしくなく、残り2話まで来てハンドルを大きく切ったように感じられるのです」(前出・テレビ誌ライター)

 第8話の予告ムービーでは海音に恋する倫太郎(綾野剛)が「渚海音が地上でいちばん大好きだ!」と絶叫する場面も。人魚と人間の恋が成就するのか気になるところだ、と思っている視聴者がどれくらい残っているのかこそ、気になるところではないだろうか。