ドラゴン桜、南沙良に「わたし可愛いから♡」と言わせるナイス演出!

 ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)でその天真爛漫な可愛らしさを発揮している女優の南沙良が、作中で「わたし可愛いから♡」と自画自賛した場面が話題になっている。

 6月6日に放送された第7話では、初の東大模試に挑戦する生徒7人に対し、“東大専科”を率いる弁護士の桜木建二が「この模試で東大合格の見込みがないと判断された者は、東大専科を辞めてもらう」と宣言。学力に自身のない菜緒(南)がその言葉に翻弄される様子が描かれた。

 英語の授業ではリスニングの重要性を説かれるものの、じっくり取り組んでいる暇などないと焦る菜緒。そんな菜緒に桜木は「レッドカードだ、表で百回空気吸ってこい」と頭を冷やすように命じ、菜緒は海岸沿いのベンチに一人たたずむこととなった。

「そこに東大専科仲間の健太(細田佳央太)が現れ、『ボクは早瀬さんみたいになりたい。いつも明るい、笑顔、可愛い。でも明るくない早瀬さん、可愛くない』と独特の表現で勇気づけることに。すると菜緒は『だよね!せっかく可愛いのにね、私』と、自分が可愛いことを堂々と肯定してみせたのです」(テレビ誌ライター)

 そんなセリフを嫌味に感じた視聴者はほぼ皆無。<そう、菜緒ちゃんは可愛い!><可愛いっていう自覚が可愛い♡>などと、菜緒(南)の可愛らしさを愛でる声ばかりだったのである。

 その菜緒は終盤、東大模試の結果がE判定だった者は東大専科を辞めさせられる、というのが勘違いだったことを指摘されることに。すると彼女は「テヘッ♡」と声に出して照れてみせ、ここでも視聴者が<可愛すぎて胸きゅん!><マジで惚れた>と大絶賛だった。

「今回の第7話ではほかにも、《そのセリフ自分で言わせちゃうんだ》という場面がありました。それは東大模試に惨敗した菜緒をヤンキーコンビが慰めるシーンで、岩井が『ウチなんか卒業したら実家継ぐの当たり前みたいになっててさ、慶應とか行きてえのにさ』と語った下り。その岩井を演じる西垣匠は2019年に“ミスター慶應”のグランプリに輝いた現役の慶大生ですからね」(前出・テレビ誌ライター)

ヤンキーコンビの岩井を演じる西垣匠(左)は現役の慶大生。ドラマ「ドラゴン桜」公式インスタグラム(@dragonzakuratbs)より。

 制作側のこんな遊び心に、キャスト陣に対する愛情が表れているようだ。