お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが人気ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)に登場! 6月6日放送の第7話に英語の特別講師・由利杏奈として出演した場面が話題を呼んでいる。
ゆりやん演じる由利杏奈はリスニング力の強化法「ぼそぼそシャドーイング」を伝授。教室で洋楽のPVを流し、踊りながら歌まねするという勉強法を実践してみせた。そんなゆりやんの登場に、放送前には批判の声も少なくなかったという。
「ゆりやんの演じていた英語講師は原作マンガだと渡辺直美をオマージュしたキャラ設定なのです。『ドラゴン桜2』の第2巻では表紙に渡辺そっくりの英語講師・ナベアケミが描かれており、渡辺のインタビュー記事も掲載。それゆえ今回のドラマでも本来なら渡辺に出演オファーが行くはずのところ、すでに渡米済みなので代役としてゆりやんが選ばれた形でしょう。しかしゆりやんはその芸風からアンチも多いので、放送前から《ゆりやんとはガッカリ》《ゆりやんが出るなら今回は観ない》といった声が続出していました」(芸能ライター)
もっともネット上にはびこる<誰々が出るなら観ない>という批判は、最初から観る気もない連中の戯言というのが常識。今回の第7話は視聴率14.4%をマークし、前話から0.4ポイント数字を伸ばしていたのである。視聴率向上がゆりやん効果かどうかは微妙なところだが、少なくても彼女の存在がドラマの足を引っ張ることはなかったはずだ。
「普段のゆりやんは『天海祐希です!』といったつかみギャグがスベリがちで、嫌われポイントのひとつ。それが今回の出演では自前のギャグを封印し、あくまで“ナベアケミ”先生の役を忠実に再現していました。自分自身でも渡辺直美の代役であることは自覚していたはずですが、そこで変に自分の色を出そうとはせず、原作をなぞった演技に徹したことで、視聴者もゆりやんの代役を違和感なく受け入れることができたのでしょう。『ドラゴン桜』のような人気作に乗っかってやろうという欲を出さなかった点は、大いに評価されるべきではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
もとより関西大学出身のインテリ芸人で、英語は洋画を観まくることで鍛えたというゆりやん。今回の「ドラゴン桜」出演で、得意の英語力に加えて、場に合わせた演技もできることも示せたのではないだろうか。