須田亜香里やヒコロヒーの貧乏生活を支える「芸能界お弁当」事情!

 アイドルグループ「SKE48」の須田亜香里が、1カ月で1万円という驚異の食費を明かした。

 7月1日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)では「芸能界最強の生活費ランキング」と題して、22組の出演者が毎月の食費や衣装代などを公開。結婚している小倉優子や橋本マナミらが主婦らしい節約術を披露するなか、29歳で独身の須田はバラエティ番組の企画さながらに「1カ月1万円節約生活」を実践していることを告白だ。

「須田は『現場のお弁当で生きてるんですよ』と説明。MCのダウンタウン松本人志が『三食、弁当ってこともあるのかな?』と尋ねると『ありますあります!』と答えていました。須田によるとスタッフが手を付けないで余った弁当をもらって帰り、次の日に食べることもあるのだとか。『賞味期限どうなのって感じかもしれないですけど』と笑っていたのが印象的でしたね」(テレビ誌ライター)

 その須田に加えて、女芸人のヒコロヒーも月の食費は2万円に抑えているそうで、「私も大体、現場のお弁当でつないでいる」と説明。同世代の芸人と番組収録が一緒になると、みんなが「これあげるよ」と弁当を持ち寄ってくれるとのエピソードを明かしていた。

 そうなると気になってくるのが、彼女たちが持ち帰っているという弁当の内容だ。アイドルや芸人など芸能界で活躍するタレントたちは、どんな弁当を食べているのだろうか。

「芸能人が食べているのはコンビニ弁当や弁当チェーン店の商品ではなく、いわゆる『ロケ弁』になります。専門の仕出し弁当店が何軒もあり、予算や好みに応じてテレビ局やスタジオに数十個もの弁当を届けてくれるのです。定番は『オーベルジーヌ』のカレー、そして『金兵衛』の魚メインの弁当など。時には『叙々苑』の豪華焼き肉弁当が用意されることもあります。収録スタジオの前に大量の弁当が積まれている光景はなかなか壮観ですよ」(前出・テレビ誌ライター)

某テレビ局のスタジオ前に積まれていたロケ弁。テーブルの下には弁当を入れてきた段ボール箱が置かれている。

 ロケ弁は通常、肉と魚など二種類以上を用意。タレントとスタッフの人数分、手配されるのが一般的だ。だがなかにはダイエットのために弁当を食べないタレントがいたり、多忙のため食事を抜くスタッフも少なくない。

 一方で6月5日放送の「ゴッドタン」(テレビ東京系)では、ニューヨーク屋敷が「楽屋でカップラーメンを食い始めたら売れっ子」との説を発表。冷えている弁当よりもカップ麺など温かい食べ物を求めるタレントもいるそうで、結果として多くの現場ではロケ弁が余ってしまうのである。

「余った弁当はADなど若いスタッフが持ち帰るケースが多いほか、タレントで持ち帰る人も珍しくありません。なかにはカバンに2つ3つを入れて帰る猛者の姿も。須田が心配したように賞味期限の問題はあるものの、生モノが入っていることはほとんどないですし、さすがにそこは本人も気を付けているでしょう。むしろ最近は、コスト削減のあおりで弁当の発注数も減る傾向にあり、食べない分を見込んで最初から少なめに注文する現場が増えています。そのため弁当の余りも減っており、須田のような節約派を嘆かせているようです」(前出・テレビ誌ライター)

 果たして「ダウンタウンDX」のロケ弁事情はどうだったのか。ぜひ須田に報告してもらいたいところだろう。