開催中の東京五輪で日本選手団が期待を上回る活躍を見せている。8月1日終了時点で金メダル17個は中国と米国に次ぐ3位。過去最多だった東京(1964年)とアテネ(2004年)の16個を上回り、歴代最多記録を更新した。
その活躍にテレビ観戦する日本中の家庭が沸くなか、一部のママたちによるマウント取りに辟易する声も聞こえてくるというのだ。
「そのマウントが始まったのは7月23日の開会式から。本大会には206の国・地域が参加しており、なかには聞きなれない国名や地域名も少なくないのですが、マウント好きな母親たちからは《ウチの子は全部の国が分かっていたみたい》《国旗も全部覚えたって言ってた》といったジマンがグループLINEなどに送られてきているのです。ほとんどのママたちは《勉強できるもんね》《私全然わかんないよ》と当たり障りのない返事を返していますが、内心では『また始まったよ…』とうんざりしているのが実情のようです」(子育て中の女性誌ライター)
そんな“ウチの子ジマン”は、国旗の暗記といった勉強ネタに限ったことではないという。
「柔道で金メダルが続出すると《ウチの子、柔道の先生からスカウトされたことあるの》と、誰も聞いたことのない体験談を披露。体操の金メダルでは《幼稚園では体操教室に通っていたから、あのまま通っていたら五輪も狙えたかしら》と根拠のないジマンまで飛び出す始末です。もっともこの手のマウント好きママは《スゴいねえ、エライねえ》と褒めてさえおけばご機嫌を取れるので、いなすのは簡単なんですけどね(笑)」(前出・女性誌ライター)
一つでも高い順位を狙う五輪は、少しでも高い位置からマウントを取りたいママたちにとっては、話題提供の場として絶好のチャンスとなっているようだ。
※トップ画像は万国旗のイメージ。