可愛くてトークが上手で、お芝居までできるってスゴすぎない? 連ドラレギュラー初挑戦の佐藤栞里が見せた演技の上手さに、多くの視聴者が感心していたようだ。
8月1日に放送されたドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS系)の第5話では、病院内のエレベーターが火災事故で停止。内部には政党の幹事長と医系技官の音羽医師(賀来賢人)、妊婦さんと佐藤の4人が閉じ込められることとなった。
佐藤が演じる喜多見涼香は、緊急救命チーム「TOKYO MER」のチーフを務める喜多見幸太医師の妹。普段は入院している子供たちやその家族をサポートするNPO法人のスタッフとして活動している。今回はNPO活動の一環として病院内で紙芝居を披露していた際、苦しそうにしている妊婦さんを見つけ、車いすに乗せて移動している最中にアクシデントに遭遇することになった。
「物語の冒頭では耳の不自由な子供たちに手話で紙芝居を読み聞かせていた佐藤。このシーンも閉じ込め事故への伏線となっていましたが、長い手指を活かして手話をする姿や、子供たちに接する満面の笑顔には、いつもの佐藤らしさが存分にあふれていました。当初は演技力を心配する声もありましたが、NPOスタッフ役は彼女の個性に合っていることを実感できる場面でした」(テレビ誌ライター)
エレベーター内では妊婦さんが破水し、臍帯脱出という危険な状態に。火災による煙が充満するなか、音羽(賀来)は緊急帝王切開を決意。それを支える涼香(佐藤)の演技が迫真に迫っていたという。
無線が通じない状況で妊婦さんの危険を伝えるべく、涼香は監視カメラに向かって指文字で「臍帯脱出」とのメッセージを発出。これが兄の幸太に伝わり、緊急オペと新生児治療のセットを手にTOKYO MERが出動することとなった。
「エレベーター内に煙が立ち込めるなか、涼香はオペに挑む音羽の口元に酸素マスクを押しあてることに。音羽が『あなたがもちません』と言って断ろうとするも、涼香は『誰の妹だと思ってるんですか!?』との啖呵を切ってみせたのです。そのセリフや表情は緊迫感にあふれており、視聴者からは《鳥肌たった》《喜多見先生の妹にしか見えない!》といった声もあがっていました」(前出・テレビ誌ライター)
ドラマのクライマックスシーンを、必死の形相で盛り上げてみせた佐藤。しかも彼女の演技力は手に汗を握る緊迫シーン以外でも発揮されていたという。
緊急オペを完了した音羽は失神し、病室のベッドには涼香が付き添うことに。目を覚ました音羽に赤ちゃんも母親も無事だったと涼香が伝えると、音羽は「私は政治家に媚を売ろうと思っただけです」といつもの調子で返していた。
「すると涼香は少し目を伏せ、思い詰めたように視線を上げてから『音羽先生。なんで医系技官になったんですか?』と質問。さらに『官僚人生は終わりましたけど』とつぶやく音羽を前に、涼香がうつむいたまま押し黙るという場面もありました。これらのシーンで佐藤は、わずかな目の動きや表情で感情を表現。セリフに頼らない演技でも、細やかな心情を存分に伝えていたのです」(前出・テレビ誌ライター)
これらの演技に視聴者からは<女優として才能ありまくり><まさかあんなに演技上手いなんて!>と最大限の賛辞が続出。初の連ドラレギュラーで及第点以上の演技力を存分に見せつけ、そのマルチな活躍ぶりに「女優」という肩書きも追加されたのは確実だったようだ。
※トップ画像は番組からのバースデーケーキに喜ぶ佐藤栞里。ドラマ「TOKYO MER」公式ツイッター(@tokyo_mer_tbs)より。