アンゴラ村長、カップル解消したら面白さが爆増していた!?

 コント日本一を決めるコンテスト「キングオブコント2021」の準々決勝が8月13日にスタート。2回戦を突破した130組にシード組の31組を加えた精鋭たちが、今秋に生放送される決勝戦をめざしてしのぎを削る。

 そのキングオブコントで2017年に準優勝を果たした「にゃんこスター」が8月13日、キングオブコントの公式YouTubeチャンネルにてエントリーを表明。その動画に、4年前よりも面白さが増しているとの評判が続出しているという。

「にゃんこスターと言えば結成わずか5カ月で準優勝というシンデレラストーリーに加え、アンゴラ村長とスーパー3助の二人が恋人同士という、男女お笑いコンビとして掟破りの関係性が大きな話題を呼びました。しかし二人は2020年2月に『恋愛のほうは活動停止』(アンゴラ村長)として破局。《別れたら解散》という公約は撤回したものの、コンビでの活動も激減してしまったのです。YouTube公式チャンネルの登録者数は1.2万人に過ぎず、ほとんどの動画は再生回数が1万回割れ。すでにお笑いコンビとしては終わった感もありましたが、それが今回の『キングコブコント』で復活の兆しを感じさせています」(エンタメ系ライター)

 今回のエントリー表明動画では、超ハイテンションのスーパー3助と、それを冷ややかに見つめるアンゴラ村長という対比が鮮明に。「今年も始まりましたよアンゴラさん。行こう!」と呼びかけるスーパー3助に、アンゴラ村長が一言「はい」と返すなど、会話はほとんどスーパー3助が回すという体になっていた。

スーパー3助の絶叫が耳をつんざくエントリー表明動画。「キングオブコント」公式YouTubeチャンネルより。

 それでも意に介さずべしゃり続けるスーパー3助だが、優勝することができた暁には「みちょぱさんと一緒にところてん屋さんをやるぞ!」という宣言は明らかにダダすべり。アンゴラ村長が「寝湯を買いたいです」とほんわかしたボケをかますも、「寝湯ってタトゥー入れろ!」というツッコミは見るも無残な有様だ。それでもファンからは<面白い!>との声が寄せられているのである。

「かつての恋人同士という関係性は話題にこそなれど、それをお笑いネタに活かすわけでもなく、コンビとしては強みになっていませんでした。それが現在は、別れてもコンビは続けるというドライな関係が二人の間に緊張感を生み出しており、暴走して空回りするスーパー3助を冷ややかに見守るアンゴラ村長の姿が可笑しみを呼んでいます。あえてツッコミを入れないで静観するからこそ、スベリまくるスーパー3助のヤバさが浮き彫りになるところはおそらく計算ずく。恋人同士だった時にはできなかった芸風であり、別れるという判断が芸人として正解だったことを如実に示していると言えるでしょう」(前出・エンタメ系ライター)

 準決勝進出者の発表は8月18日18時。果たしてにゃんこスターは勝ち抜けるのか、他の注目芸人も併せてぜひチェックしたいところだ。