日向坂46、BTS完コピで見せた引き出しの多さと使い勝手の良さ!

 このパフォーマンスにはARMYからも絶賛の声が続出だ。8月29日に放送された「FNSラフ&ミュージック ~歌と笑いの祭典~ 第2夜」(フジテレビ系)にて、日向坂46がBTSの最新ナンバー「Butter」の完コピダンスを披露したもの。

 今回の完コピ挑戦が発表された当初、一部のARMY(BTSファン)からは嫌悪感のこもった批判の声もあがっていた。ところが日向坂46の選抜メンバーが一週間かけて仕上げてきた完コピダンスを披露すると評価は一変。ARMYたちからは<日向坂46すごいよかったです><Butterカバーしてくれてありがとう!!><1週間だけでこのレベルは凄すぎる>といった絶賛が寄せられたのである。

 スタジオでは中居正広が「男性のパフォーマンスを女性が踊るのってなかなか難しいですし、日頃の使っている筋肉まったく違うので、本当にすごく良かったです」と手放しで絶賛。中居がおちゃらけ抜きで全面的に褒める場面は珍しく、日向坂46の完コピがそれだけハイレベルだった証拠と言えそうだ。

 メンバーの加藤史帆は、「普段スカートなので、ズボンで踊るってことでちょっとガニ股にしたりとか、いつもより猫背にしたりだとか意識しました」と証言。脚を大きく開くなど46系のダンスでは絶対に見ることのできない動きも多く、おそらくは下半身に筋肉痛を覚えながら練習してきたことだろう。

BTSを完コピした日向坂46。左から加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、金村美玖、富田鈴花、東村芽依、齊藤京子。日向坂46公式ツイッター(@hinatazaka46)より。

「ダンスが重要な要素であるアイドルにとっても、まったくジャンルの違うダンスを踊るのはなかなか至難の業。それを今回、日向坂46がBTSファンも納得のパフォーマンスを見せたことで、彼女たちへの評価が爆上がりすることとなりました。なにより普段のアイドル活動で多忙ななか、まったく畑違いのダンスを生放送で披露するというミッションを引き受け、それを完遂したことで彼女たちが持つ《引き出しの多さ》をアピールできたことは大きい。それに加えて、フジテレビ側のリクエストにきっちり応えてみせたことで、芸能人としての《使い勝手の良さ》も示すことができたのです」(芸能ライター)

 冠番組「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系)では、坂道グループの中でもトップ級のバラエティ対応力を発揮している日向坂46。情報番組「ラヴィット!」(TBS系)では多くのメンバーが様々な芸能情報にコメントしているほか、「THE突破ファイル」(日本テレビ系)ではメンバーが再現ビデオに出演するケースも珍しくない。

「坂道グループの中では最も経験の浅い日向坂46ですが、テレビとの親和性で言えばむしろ最も高いほうかもしれません。しかもバラエティ力に加えて今回のBTS完コピでアーティストらしさも見せられたことで、活躍の場はさらに広がるはず。末っ子である彼女たちが、気が付けば世間で最も顔と名前の知られる存在になっている日が来る可能性も十分にありそうです」(前出・芸能ライター)

 今回出演した加藤史帆、金村美玖、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、富田鈴花、東村芽依の7人以外にも、個性豊かなメンバーが控えている日向坂46。今後もグループ活動の枠から飛び出した活躍を見せてくれそうだ。