その言葉は、長年の共演で培われた信頼関係の深さを象徴していたのかもしれない。
9月いっぱいでの芸能界引退を表明していたフリーアナウンサーの夏目三久。そんな彼女を送り出すべく、夫の有吉弘行と出会うきっかけとなったトーク番組の特別版となる「マツコ&有吉 怒り新党 解散!!生放送2時間スペシャル」(テレビ朝日系)が9月30日に放送された。
「同番組は2011年4月に放送をスタート。夏目にとっては有吉に加え、マツコ・デラックスとも10年に渡る長き付き合いとなりました。そんな気安さもあってかマツコは有吉と夏目の夫婦生活に関する質問を次々とぶつけることに。終盤ではこれまで明かされていなかった二人の住居事情についても、新たな情報がもたらされたのです」(テレビ誌ライター)
マツコは自分が引っ越すたびに、部屋の中が物だらけになると説明。ここで「夏目ちゃんはキレイにしてるでしょ? 部屋」と訊ねると、夏目はいやいやとかぶりを振りつつ、「共同生活すると気にはするようになりました」と、有吉との同居について切り出した。
ここで制作陣からは「新居にはそれぞれお互いの物を持ってきたんですか?」とのカンペが。マツコが嫌々ながらその質問を繰り出すと、夏目は「私が家にいま、物を持っていったという状態です。こちらの家に」と答えたのである。
「有吉・夏目夫妻の住居についてはこれまでほとんど語られたことはなく、9月24日放送の『A-Studio+』(TBS系)にて夏目の口から、有吉がベランダで観葉植物を愛でていることが明かされた程度でした。それが今回、結婚に際して新居に移ったわけではなく、有吉の部屋に夏目が転がり込む形だったことが判明したのです。やはりマツコが相手だと二人とも、他の番組よりも口が滑らかになるのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
夏目の話を受けてマツコが「じゃ、けっこうもういっぱいになっちゃってる感じ?」と訊ねると、有吉は「ま、そうだね。それはまあそう」とあいまいな返事。それに対して夏目は「でも基本、それは開けずに置いてあります。私の物はいっぱいになっちゃうんで」との現状を報告だ。
すると有吉は「また次に引っ越すときのために」と初出しの情報をカミングアウト。これにマツコが「今のところにはそんな長くいないのね?」と食いつくと、有吉も「ま、そのつもりですね」と返事し、現在の住居は夫婦にとって仮住まいであることを明らかにしていた。
「これから家を探す二人にマツコは『楽しそうね』と興味津々の様子。さっそく『どういうのがいい?』と訊ねると、有吉は『不動産やってらっしゃるんでしたっけ?』とはぐらかしていましたが、妻の夏目は『紹介していただきたいです!』と目を輝かしていました。マツコのほうも不動産屋を紹介すると前のめりな様子で、この調子だと本当に二人の家探しにマツコがいっちょ噛みしかねない勢いでしたね」(前出・テレビ誌ライター)
街巡りの好きなマツコは相当な地理オタクとしても知られている。その調子で有吉・夏目夫妻が住むであろう未来の新居も「ああ、あそこね?」というレベルで熟知しているのかもしれない。